季節の声に耳を澄ます(2)

自然の息吹を感じたい。私の暮らし、思うこといろいろ書きたい。

レモンの花

2019年04月26日 | 日記

 

子供の時、実家の庭には

祖父の手植えの生り物の木がたくさんあって

季節ごとにたくさんの実をつけた

いびつで小さいながらそのどれもが美しい宝物

春の山桜桃梅、鳥苺、夏のびわ、李、茱萸

秋の梨や棗や柿、柚子や栗

 

狭いベランダの鉢のレモンに蕾が付いた

それもたくさん

赤紫に色づいた小さくまだ固い蕾

やがて白い花が咲き

はじめての実に今年は会えるかも

膨らむ期待!

 

今朝初めてベランダに揚羽蝶が姿を見せた

去年丸坊主になったグレープフルーツの

鉢が若い葉ッパで瑞々しい

若い揚羽蝶は何度も何度も

鉢の上を旋回し

嬉しそうにベランダを漂って

空へ

また新しい命が生まれる‼

 

季節は動いている!

 

 

 

 


どこかが痛い

2019年04月22日 | 日記

いつもどこかが痛い

あまり気にはしていないけれど。

成長途上の時も骨が痛んだ気がする。

人間の成長と衰えは真逆の気がするのに~

 

桜が咲いて大急ぎで遅桜もあえなくなった。

特に今年は遅桜がみじかかった。

 

新緑がすごい!朝と夕方の様子が違う。

感覚人間なので人一倍敏感になってしまう。

何事もありのままに受け入れ、風のように雲のように

大きな力に身をゆだねて生きねばと思いつつ

つい浅知恵が働いてしまう悲しさ。

 

さあ無心になって歩いてこよう!

すてきな一句をたまわるかも?

それが浅知恵?まったく懲りない人なんだから。

 

 


唐招提寺

2019年04月15日 | 日記

 

 久しぶりに奈良西ノ京へ、のどかな小さな駅の印象は見事に裏切られ

特急列車のとまる駅に変貌し、立派な駅舎に代わっていた。

薬師寺をぐるっと回って唐招提寺の南門へ、若いころ(古寺巡礼)を抱えて

奈良の古刹をめぐった。あれから何度もおとづれたのに記憶はいつも若い日のまま。

正面の金堂を仰いで(こんなに大きかったかしら?)と記憶は若い日に

年を取って身体能力が変わるとスケール感も変わると認識した。

金堂にお祀りしてある盧遮那仏、十一面千手菩薩を拝し

寺内の句碑や歌碑をめぐり、鑑真和上のお身代わり像を拝し、御廟に足を運んだ。

山桜やミツバツツジや珠椿、芽吹きの木々の間を歩き

鑑真和上の遺徳をしのぶ心清められるひと日となった。

中国揚州から日本へ荒海を五度もわたり、何度も失敗を重ねられ、六度目にやっと来朝をはたされた。

和上の熱い思いは教科書でも学び今も心に残っている。

 

若葉して御目の雫拭はばや  松尾芭蕉

六月の開山忌にはまたお参りしたいと思っている。