久山岳 (1411m)

久山岳(１４１１m)
１１月２６日(土)　 快晴　　日帰りピストン
単　独
行動時消費水量 　　　３５０ml(昼食を含む)
行動距離　　　　　　 約１０.４００km
行動時間 　　　　　　 　６時間３０分


　　　　　　　　　　　　　久山岳(中央)と芽室岳(右奥かすかに)

3ヶ月間ものブランクがあるものの、何とか山中泊を含む縦走を近場で計画していたが、天候等に恵まれず近場の簡単な山を日帰りピストンしてみた。天候は良かったが一時の強風と積雪に悩まされはしたが、十勝大平原を一望出来、それなりに満足の出来る山行であった。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　登山ルート
　
　自 宅 8:10 → 8:45 車止め 9:03 → 9:37 入林届箱 9:42 → 10:30 尾根取り付広場 → 13:07前 峰13:12 → 13:28久山岳 13:40 → 13:51 前 峰 → 14:44 尾根取り付広場 → 15:12 入林届箱 →15:35 車止め 15:50 → 16:10 芽室鳳の舞 温泉 17:00 → 17:30自 宅

　6時間睡眠で今朝7時に起きる。外は快晴!!3ヵ月ぶりの山行とあって気合いが入る。装備の点検と食事をすませ、8時過ぎに出発する。いつも交番に登山届を出しているのだが、今回は計画書をいつも通り作っていながらなんとなく提出せず、コンビニで食料等を購入し一路登山口へ。久山岳の南に位置する剣山が飛びきり引き出て観える。久山岳の後ろ、芽室岳には動きの速い雲が覆っている。道々より剣山神社へまっすぐに進み神社より500mほど手前を右折し砂利道を進む(国土地理院の1/2500地図で見ると唯一2本線で表示されている道路がそうで、すぐ上に一本線の道路が表示されている)。つき当りを左折し道なりに進む。多くの方はこのあたりに駐車するようだが、さらにつき当りを強引に右折し笹をこすりながら小川手前の車一台ほどの駐車スペースに車を止める。4駆の車ならば問題ないと思う。
はやる気持ちを抑え準備。一人で、にたつき、きっと他人がみたら変質者に見える事だろう?!。このあたりには10cmほどの積雪がある。スノーシューを使用するか悩む。山頂方面を見上げてみると30cm前後の積雪であろう。ラッセル覚悟で行けるところまでとし、スノーシュー・ストックは置いていく。気温は低いが夏靴を使用、手袋はインナーに毛糸の手袋をつけアウターグローブ、そのほかはすべて冬装備とする。

　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スタートすぐの小川と丸木橋
　
9時すぎにいよいよ3ヶ月ぶりの山行スタート。すぐに丸木橋のかかった小川をわたる。10分ほどで、つき当りの林道に出る。

　　　　　　出合いから見た林道　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　入林届の箱　

左に進路を変え、20分ほどで入林届の箱を設置している場所に着く。雪が積もっており林道の状況が分からないが、ひょっとして下で林道がつながっていると、ここまで来れるのでは?と思う。来年確認してみたい。
　体力の消耗を少なくするため腕を組み無駄な動きをしないように一歩一歩ゆっくりと進む。小川を3回ほどわたりだらだらと進む。登山路は笹が刈り取られしっかり整備されている。全く緊張感はない。観えるのは剣山の裏側くらいか。
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　尾根取り付広場

尾根取り付広場あたりから十勝平野が少しづつ望む事が出来る。この山は2回目だが前回は春山、おそらく新緑期前峰～山頂以外はほとんど展望は望めないのではないだろうか?!徐々に積雪量は多くなってくる。気温も下がり高度が上がるほど風も強くなってくる。まるで真冬モードだ。前峰直下、積雪も30cmほどになり、夏道はほとんど埋もれ微妙な枝の間のすきまで道を読み取りながらのラッセル、ペースは上がらない。徐々に展望も開け何度も足を止め望む。良い感じた!!これだから山はやめられない!!
13時過ぎ、4時間ほどかかり前峰に着く。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前　峰


　　　　　　　山頂手前(下山時撮影)

風が強く芽室岳は雲がつき北東尾根P1532mまでしか望めず残念。20分後、久山岳山頂に到着する。

　　　　　　
　　　　　　　三角点と山頂標識　　　　　　　　　　　　　凍ったポカリ　

雄大な大十勝平野!!素晴らしい眺めだ!!剣山、南に勝ポロ、かすかに妙敷山、それ以外は雲に隠れ残念。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　十勝大平原


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　十勝ポロシリ岳


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　剣　山


　　　　　　　　　　　　　　　　　左に雲に覆われた芽室岳が・・・

　不思議な事に山頂は意外と風にあたらない。おにぎりをほおばり10分ほどで山頂を後にする。登りと違い下りは、ほどよく積雪がクッションになり悪い左膝の負担を和らげてくれる。尾根取り付広場を過ぎたあたりで、来た時の足跡がかぶっているのを発見。よくよく見ると大きなヒグマの足跡(縦20cmくらい)ではないか!!いつもは驚かないのだが、今回は真新しくあまりにも大きかったので驚く!!(あわてて写真を取るのを忘れる)急に足取りを早め何度も振り返りながら車止めに着く。帰りに定番の芽室鳳の舞温泉に入り帰宅する。楽しく満足であった。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
《つぶやき》

風が強かったが天候に恵まれた。
特別危険な個所はない。
今山行時350mlと、ほとんど水分の補給が要らなかった。
こんなに大きなヒグマの足跡(20cmくらい)は初めてで、びっくり!!大物がいるのだろう?　のんびり登山が最後に緊張してしまった。
ルートは変化に乏しくだらだらと長い感じだ。
誰にも会わず満足。
ラッセルのためか、股関節に違和感が・・・、次の日にはほぼ回復。
入林届の箱までの林道下、いつか調べてみたい。
にたにたしながら登る自分に、さらに笑ってしまう。
交番に登山計画書の提出をしなかった。これではだめだ。
来月は何とか２回ほど山に出かけたいが、1度は今年最後の山中泊での縦走を実現したい。はて、どこの山にいこか?!?