偏平足とは
師の影を偏平足で踏んで悔い
四足動物だったころの名残で、二足歩行するようになってから、手と足の役割分担ができ、物をつかむ複雑動作で道具も使え、その微妙な動きが脳を発達させた。一方足は、体を支える歩くことや走る役目を果たしながら、その衝撃を和らげる仕組みも覚え、二本足でも安定するように、しだいに甲の部分が長く厚くなってきた。
土踏まずのくぼんだ部分がなくなって、足の縦、横の軸とも平になった足の変化を偏平足という。春の跫(あしおと)と書けば、春の気配を感じる意味だが、
跫(あしおと)は偏平足の奴のもの
ほらほらあいつが来るぞォ みんな食われちゃうぞォなどと警戒される跫の文字は筒抜けの音。足の底が平らだから全面床にあたり足音が高い。土踏まずの凹みは空気を逃がし、微妙なバランス感覚をつくる。
赤ちゃんの時は誰でも足の裏にも、肉がふっくらとついているが、歩くようになると筋肉や靭帯が発達し、体重が分散するために足の裏がアーチ型に浮き上がり土踏まずができた。そのため衝撃吸収や体重分散、重心移動がうまくいっているというわけである。
しかし、近年の子供には裸足で歩いたり、外で遊ぶ時間が減り運動不足であるからアーチが低い。だから体重の分散ができず足のほかの部分やふくらはぎの筋肉に負担がかかり、結果として疲れやすい足になってしまう。とはいえ、アスリートには偏平足が多い。何か矛盾しているようだが、理由は足の筋肉が極度に鍛えられ、かかとの骨が上に引っ張られるため、かかとの骨がこれに抵抗して地面に足を着こうとするうち、土踏まずのアーチがなくなるからである。
はみ出した偏平足に蠅が這う
足の骨格は手と似ているが、体を支えるために指が短くなっている。足のゆびは、指とは書かない。趾(し)と書く。手の骨より短いので趾骨といい、足の骨は拇指で2個、他の趾で3個の趾節骨から成り、中足骨に平行に連結するため、物を掴むことはでき出来ない。身体不自由な人が訓練によって手の指の役割を果たし、スプーンを持ったり、楽器を弾くなんて器用なことをする人もあり、驚嘆させられるが、一般的にはそうした動作を足はできない。そのかわり、しつかりからだをを支えられるように大きな面積と、発達したかかとをもっている。
親趾(ゆび)のつけ根で地面をけって、かかとで着地するという、安定した歩行ができるようなつくりになっている。足の骨格だけを比べても人類発達の過程に触れることができる。
ついでに左手の薬指にエンゲージリングをはめるのは、右手が力の象徴、左手が服従の象徴で、妻が夫に対して服従を誓うために、左手にはめたという。また一方で、古代エジプトでは、人間の身体には「愛の血管」というのがあると信じられていた。左手の薬指は「心臓」とダイレクトに血が通っており、その血管は親密な情操を表し、命に懸けて末永くの約束の証の指環であると考えられていた。
手のひらを合わせて、左右の中指の第二関節を折り互いにぴったり触れあう。立っている残りの親指と人差し指、薬指、小指の先端同士を密着させたのち、1本ずつ単独に指は離れるが、薬指だけは離そうとしても離れませんね。離すことの出来ない薬指に、堅い約束のエンゲージリングをはめる習慣なのである。いや違いますよ、そうではない、折り曲げている中指によって薬指を伸ばす神経がすでに使われているからである。いやいや薬指では鼻くそなど掘れない清潔さもあるからブライダルリングをするのである。
何を言っちょる。どの指が離れても健康のためには、薬屋さんとは離れられないからなのである。大事にせいよ。
薬指空いた女を思いなし
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます