幻想即興酒場 草の戸

路地裏の不思議な空間

NYに永住に発つソウルメイトへ

2007-12-21 11:05:10 | Weblog
ボロネーズ

自分の街で死ぬ事のできる人は幸いだ。
ショパンはできない。亡命者のように、
他人の街で、人生を終えなければならない。
白樺の木は、銀色の木に変わる。
銀色の夜の国がショパンの故郷だった。

パリで死んだ。パリは芸術の都ではない。
亡命者の都だ。
どれだけの人々が一人で死ぬことを、パリでまなんだことか。

孤独だ、孤独だ、こんなにも空しい。
叫んだ‥‥だが、
空しさはいっそう深まっただけだ。

故郷を離れてから、管弦のための音楽は一つたりとも作らない。
ショパンは一台のピアノのための曲だけ書きつづけて死んだ。

肺に穴のあいた身体はパリに、心臓は抜き出されて故郷ワルシャワに、葬られた

汝の心はあるべし、汝の富のある場所に。

祖父の故郷

2007-12-14 14:50:15 | Weblog
佐倉市の天辺に僕の祖父の実家があります。
勉強したくてもできない農家の子供たちを集めて
開放した自宅の一部を教室にしていました。

現代は先生方の威厳がなくなり、
理不尽な子供の人権ばかり主張され
愛の鞭もできず、心が広いとでも思わせるような無関心さ、
嫌われたくないと思って対等になってしまう親たちが多いですが
当時の子供たちは勉強できることに感謝し、先生、親を敬っていました。

学校再考のきっかけになればと資料の展示会が開かれています。

草の戸の雰囲気を小学校みたいにしたいと無意識に思っていた因果を感じます・・・
形はどうあれ血筋でしょうか?


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