マックの裏側あれこれ

マクドナルドのポテト塩抜きについての記事を見かけたので今日はマックについてあれこれと

●１号店について

銀座三越の１階にありました ( 現在はありません ) が、このお店、なんと店休日前日まで普通に帽子売り場として営業していて、
三越の店休日前日の閉店時刻から工事を始め、翌々日の三越開店時間までに作り上げたと言う伝説が残ってます。
これまで1000軒以上の店舗が作られたはずですが、多分１軒の店舗を作った最短記録は ( イベント会場店舗を除いて ) 今もこの１号店ではないかと思います。
普通に工事していたのでは間に合わないので、事前に別の場所で工事のリハーサルまでやったという(笑

●スマイル０円

今は全店のメニューにある「スマイル０円」ですが、これは元々アルバイトの意見として出たものが採用されたとのこと。
当初は店舗のサービスチェックで高得点を獲得した店のみが「スマイル０円」をメニューに載せられたらしいです。
メチャメチャ忙しいさなかに悪ノリしてスマイル注文して来た高校生グループに
「タダより高い物はないよ？(￣ー￣#)ニヤリ」
と切り返したことがあったっけなぁ(笑
( 勿論マニュアルにはそんな切り返し方は載ってません^^; )

●ｘｘ抜きで！

愛娘溺愛日記さんの裏メニュー？　塩抜き マックフライポテトにありますが、
ｘｘ抜きという注文は結構あります。ポテト塩抜きは少なかったですが、ピクルス抜き、ケチャップ抜き、タマネギ抜き、マスタード抜き、チーズ抜きの注文は多かったですね。
でも、ポテトってどんなに忙しくても器具に付いた塩をこまめに塩をふき取らないと段々塩がきつくなってきてしまうんですよね。
塩抜きの注文が入ると前回の来店時に注文したポテトの塩がきつかったのかなと特にチェックを厳しくしてました。
ちなみに、マスタードは辛くないのですが、アレルギーの方がいらっしゃるとか。
当時は殆ど話題にならなかったゴマやそばなどの食物アレルギーについてや食中毒について知ったのもマック時代でしたねぇ。
忙しいときに一番厳しいのはポテトの塩抜き。戦場と化した厨房で器具を拭いたり洗ったりと厳しいオーダーですんで、アレルギー体質でなければピーク時には遠慮してあげて欲しいです。マネージャーOBからのお願い(笑
ちなみにマクドナルドのポテトはラセットバーバンクという日本には無い種類のジャガイモ ( かなり巨大^^;) をカットして下茹＋アルファでしたものを使っていますので、
自宅で作ろうとしてもあのカリカリホクホクにはならないのはそのためです。

●ミミズ (ネコ) の肉？
昔から噂があったミミズ (ネコ) 肉ですが、コレは勿論嘘。もし使いたくても輸入牛肉と比べたらコストが高すぎて絶対に無理です(笑
研修用の資料で牛肉をミンチにしている所を見たことがあるんですが、牛肉がそうめん状になってミンチ機から出てくる様子がミミズに見えないこともない感じでしたんで、それでミミズって話が出てきたのかなぁと。
ちなみに牛肉の仕入れ元は非常に有名な食肉メーカーですよ。

●賞状にもっ！

すでにお亡くなりになっていますが藤田田 ( ふじた・でん ) 社長の名前には必ずと言っていいほど " 藤田田(デンと発音してください) " の記述がありました。
まあ、子供の頃にその珍しい名前をからかわれたりした反動なのかもしれませんが。
この (デンと発音してください) ですが、雑誌記事の紹介部分や社内報はもとより賞状にも書かれていたと言う・・・(^^;

●ハッピーセットで余ったおもちゃはどこに？

発注をミスったりして売り切れなかったおもちゃはバースデーパーティのおみやげとして配られたりします(笑
バースデーパーティはスタッフが数時間付いてくれて簡単なゲームや厨房などの見学、記念写真などと一緒に通常のメニューにないバースデーケーキなどでお祝いして貰えます。
小学生以下のお子さんの居る方は利用されてみてはどうでしょう？お母さん同士の息抜きに利用されている方も多いですよ。
( ケーキ代別途で事前予約が必要。実施していない店舗もあります )

●ドナルドあれこれ

アメリカ本国での彼の名前はロナルド・マクダーナルズ。でも日本人には覚えにくく発音しにくいのでロナルドはドナルド、マクダーナルズがマクドナルドに変えたというのは本当の話。
数年に１回程度の頻度で店舗で「ドナルドアピアランス」と呼ばれるショーが開催されますが、( 以下ちょっとネタバレ )実は TV に出てくる方とは別の方です。
担当の方は国内に数名居て、ドナルドさんは機材を積んだトラックと共に日本中を駆け回っているとのこと。
当日の控え室は事務所が使われることが多いのですが、このときに中に入れるのは基本的にはお世話をするスタッフだけ。
窓は目張りをしてその中は事務所に出入りするアルバイトですら覗けないと言う厳戒態勢が敷かれます(笑

●真の禁断メニューとは？

今は無くなってるはずですが、昔シェイクのフレーバーはバニラ、チョコ、ストロベリー、ヨーグルトの４種類だったんですが、
ストロベリーとヨーグルトを半々で混ぜると実はコレが結構美味しいんですよ。
同じ様なものにチョコ＋ストロベリーの「アポロ」もあったりします(笑
でもマックでは材料は細かく管理されていて例えばシロップ１本 (１缶) 辺り何個から何個以内の製品を作らなければならないと言う基準があります。
材料コストと在庫管理、そしてもちろん味の面でもこれは守らないとならない数値ですが、アルバイトが自分たちで飲むためにこっそりとストロベリーヨーグルトシェイクを作ると
この数値が適正範囲内に収まらなくなり、マネージャーの仕事が増えるハメになりますので真似をしないように。
このハーフ＆ハーフがはやり始めちゃうと大抵はあり得ない数値になるんでバレるんですけどね(笑

この他にも色々とあまり知られていない面白い逸話が幾つかあるのですが、このくらいに(^^;
リクエストが有ればまた(笑

今日の拾い物画像：タイ？のドナルドアピアランス( by pya! )

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