何だろう、不思議発見!

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西アフリカから大変な病気が流行

2014-08-05 | 医療

エボラウィルス

 最近、テレビや新聞で報道されているエボラ出血熱という病気は大変みたいですね。

世界保健機構(WHO)によると、西アフリカで3月から流行が報告されています。7月23日時点でギニア、リベリア、シエラレオネの3国で1201人が感染して、672人が死亡しました。エボラ出血熱の流行としては患者、死亡者数ともに過去最多になっています。

どんな病気なのですか?

エボラウィルスという病原体が原因です。頭痛や高熱、筋肉痛などに加え、口の中や胃、腸などから出血して、全身の臓器の働きが落ちます。死亡率は3~9割と高いものです。ウィルスに感染してから症状が出るまで2日~3週間です。1976年にアフリカ・ザイール(コンゴ民主共和国)のエボラ川流域などで431人が死亡し、2007年にも200人以上の死者が出ましたが、治療薬やワクチンはありません。

どうやって人に感染するのですか?

 現地のコウモリからサルなどの動物を通して、人間に広がると考えられています。ウィルスを含む患者の血液や体液から別の人に感染するので、家族間や病院内で広がるケースが多いようです。海外に出かける時は、外務省や厚生労働省の出す注意情報を把握しておき、流行地に入るときは患者と接触したり、動物の死体に近づいたりしないようにしよう。

怖い病気ですね。日本で流行したら大変ですね。

死亡率は高いけれど空気感染はしません。病院で患者を隔離し、血液の処理などをキチンとすれば広がりません。インフルエンザのような、いつのまにか街中で大流行する病気とは違うからむやみに恐れる必要はありません。日本には、こうした重い感染症の患者を管理する特別な病室を備えた病院が45ヶ所あります。

                                                                           参考文献:読売新聞



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