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高野山訪問記 ~散策編~

2011-10-29 19:26:13 | レポート
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徳川家康の次男にして2代将軍秀忠の兄、結城秀康公を祀る霊廟。
石造りのがっしりとした佇まいです。
この人も豊臣家の養子になったり結城家の養子になったり波乱の人生を送りましたね・・・。





上杉謙信公の霊廟。
江戸時代に入ってから建立されたそうですが、現在でも当時の華麗な装飾の面影を感じとることができます。





どう見てもフルカラーです本当にありがとうございました。
300年以上も前にこの見事な色彩、このデザインセンス。当時の職人すごすぎワロタ。





奥之院参道途中にある汗かき地蔵堂。
現世の人々に代わって苦行を引き受けているそうで、その表面には汗をかいているかのような水滴が常に浮かんでいるそうです。

その隣にあるのが「井戸の中をのぞき見て、水面に自分の姿が映らなければ3年以内に死ぬ」との伝えられる姿見の井戸。
ウチの母上がいい歳して ∩*’∀’)∩<やりたい!やりたい! と大はしゃぎで見に行こうとするもんだから全力で阻止しました。
もう少し伝承を恐れ敬えと言いたい。



 

高野山真言宗の総本山、金剛峯寺。
内部は撮影禁止だったのですが、狩野派の襖絵やかつて天皇・上皇の応接室として使われた全面総金箔押しの上壇の間、空海直筆と伝えられる掛け軸など見所多数。

何より一番感銘を受けたのが、かの豊臣秀次自刃の間として伝えられる柳の間でした。
初夏の7月に腹を切る、その舞台がよりにもよって雪景色と枯れ木が描かれた襖絵に囲まれた部屋とは・・・。
殺生関白やらなんやら言われてますが、頂点まで登りつめた男の最後としてはあまりにも哀れじゃないでしょうか。



 

幸運にも撮影OKだった石庭、蟠龍庭。2,340㎡の面積を誇る日本最大の石庭だそうです。
枯山水には花崗岩140個を使って表現された雌雄一対の龍が泳いでいます。





庭先も整えられていてとても綺麗。





個人的ベストショットだったんでちょい大きめに。





ちょっと珍しかったんで撮影してみた金剛峯寺の炊事場。
修行僧だって腹は減る。この釜1個で7斗(98kg)、3個で3石(280kg)、約2,000人分一緒にまとめて調理できたそうです。
給食のおばちゃん(女人禁制なんでおばちゃんはいませんが)はいつの時代も豪腕だったということでしょうか。



以上、手短ではありましたが高野山訪問記をお送りしました。
展示物が全部国宝・重要文化財クラスという霊宝館なんかにも足を運んだんですが、際によって撮影禁止場所が多く、また天気も本格的に崩れ始めたんで早めに退散せざるを得なかったのがちょっと心残りでしたね。

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