一人で生きようと思った。そうしなければならないと思った。
大切なものを、
これ以上自分の手で傷付けたくなかったから。
ならば大切なものを、
自分から切り離してしまえばいいんだ。
考え得る最善の策だった。
後悔はしなかった。
一人だったけど、
ちっとも寂しくなかったよ。
ボクの上にはいつも月がいた。
キミだけで充分だった。
最後にボクの目が見た月は、
ただ静かに微笑っていた…
大切なものを、
これ以上自分の手で傷付けたくなかったから。
ならば大切なものを、
自分から切り離してしまえばいいんだ。
考え得る最善の策だった。
後悔はしなかった。
一人だったけど、
ちっとも寂しくなかったよ。
ボクの上にはいつも月がいた。
キミだけで充分だった。
最後にボクの目が見た月は、
ただ静かに微笑っていた…