外国人との共生を考える会(西尾)

日本には今、多くの外国人がやってきています。みんなで外国人との共生を考えましょう。

懸念される外国人村

2006年03月01日 23時31分41秒 | 問題提起 考えよう
愛知県は群馬県などと並び日系ブラジル人が多く集住する地域です。現在愛知県には7万人居るといわれている日系ブラジル人。
西尾市にある県営 緑町住宅では全国の集合住宅のなかで最大住民比率の60%を超えるブラジル人集住住宅となりました。

地域の小学校や中学校では 在日ブラジル人たちに対しての対応が迫れ、住宅地としての地域ではごみ問題や駐車場問題、生活ルールやマナーの徹底、行政案内文の翻訳、防災、医療など順に対応してきました。

いま、もっとも懸念されるのは 地域の人権意識です。地域にとってここまで外国人が増えると、一歩まちがうと外国村ができてしまいます。
豊田の保見団地などは10000人近いブラジル人を抱え、まさにリトルブラジルです。このことは、現代の差別問題となりかねません。少子化をむかえた現代、外国人労働者の受け入れは避けて通れません。

また人材派遣業者が建設するアパートは外国人住宅で時に数百人の外国人が突然お隣さんとして生活し始めます。 地域では 町内会などでも べっ視の目でこのコミュニテーを見ることとなり、時には 「あの住宅には近づくな」というお触書や、暗黙の注意事項が日本人のあいだで伝えられます。

日本に来る 日系人たちは ほとんどが国際出稼ぎです。真面目に仕事をして 3Kとも言うべき環境に身を置いています。しかし、日本人は 目の色が違い、話す言葉がちがうと もはやエイリアンと同じです。
事件が起きれば 外国人を真っ先に疑い、不審者扱いします。

西尾市でも 国際交流協会という組織がありますが、こうした交流組織は従来、欧米やオーストラリアなど英語圏の外国との交流ばかりを念頭にし活動してきたのです。 お隣に多くの外国人が暮らし始めても、教育委員会は子供たちを、国際交流事業と称してオーストラリアなどに短期留学派遣し、それが国際交流だと考えていたのです。
近年 ようやく、隣に多くの外国人がいることに気がついたようですが、まだ地域での国際交流という考え方は一部の人たちです。


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2 コメント

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保見団地の外国人数 (川部國弘)
2006-03-03 19:37:43
保見団地は、住民が9,203人で外国籍住民は4,051人です。

そのうちブラジル人は3,783人を占めています。

これは、平成17年10月1日現在の数字です。



お互いに暮らしやすい団地を目指して自治区の役員さんを始め、住民の皆さんが頑張っています。

外国人のリーダー、役員さんが出来るといいですね。応援してます。
Unknown (杉浦)
2006-03-03 21:09:58
訂正ありがとうございます。