国立随想録

「文化と芸術の街」くにたちから発信中!

国立で 割り切りで

2006年01月23日 | 国立駅舎
国立で
割り切りで
私とは仕方なく仕事をしている、
小さくて
かつて爽やかな風を吹かせていた女性は、
中央線の車内で
隣にいても
ずっと
ずっと
無言なのです。

携帯で
イニシャルがMの男性にメールを送る手は
とても小さなものなのです。

この形の手は
海で漁をしている人の手の形。

だけど、
海の話は数えるほどしか、
したことは、
無いのです。

まだ相当に謎を残したまま
恐らく二度と謎は解き明かされない

携帯で
メールを送った後、
私なら有り得ない
合成皮革の手袋で
その手は覆われたのです。