国立随想録

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傷を負った長い構築物

2006年01月18日 | 国立駅舎
それは年末の事でした。

冬休み期間中、
やはり国立から遠い場所へ向かうために、
立川駅北口にある
海外渡航手続きに必要な便利な場所に
私は
朝から
行こうとしていたのです。

立川駅まで向かうには、
『原幸』の脇を北に、
線路を越えるのです。

次々と工事が進む中央線。
新しい砂利が敷かれ、
新しい線路が敷かれ、
何もかも全部
新しいのですが、
それでも全ての工事が完了するまでは、
まだまだ
何年も
かかるのです。

新しくなるまで
何年も
かかるのです。


傷を負った長い構築物が
だらだらと
しかもかなり雑に慌ただしく
治療を受けて
いるように
見えたのです。