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Kumitsu式太極拳《室町武術文化を繋ぐ会》

すべての太極拳共通のシークレット・テクニック伝授の教室ブログ

なんでも基礎が大事だけどという話

2019年06月12日 23時23分33秒 | 天地人
ついこの間の「新・基本アレンジ1.」クラスのレッスン中のことでした。

三国丘教室で、

当会の基本は、

全てこの「新・基本アレンジクラス1.」に詰まっています。

ここで武術太極拳の答えの本質を用意しています。

太極拳の基本は何かというと、

基本にかえることです。

その基本とは何かというと、"武術"ということです。

武術の基本は何かというと、(氣=意識レベルでは)

「度胸」という意識です。

度胸はどうしてつけるのかといえば、比喩的にいえば

「腹をくくる」という事です。

腹をくくって向きあう稽古(太極拳)をすればよいわけで

その腹をくくるという現象(目に見える形で教え=こうすればこういうふうになるという身体&氣の操作)
を別の角度から教えています。

"その腹をくくる"具体をこのレッスンで

感覚として生徒さんに経験してもらうわけなんです。

ですから、ここが基本といっている理由です。

また、基本というのは案外理解していないもので、

学習塾SOLA(小学生・中学生に5教科を教える学習塾)でのことです。

先週木曜日、中学3年生(数学の授業)を教えていたときのこと。

平方根の分母の有理化、の授業でした。

分数の分母に√(無理数)があると、

その分母を有理数にしないといけないというものです。

そこでなぜ、分数の分母が無理数じゃいけないのか?

どうして有理数じゃなければだめなのって・・・

それを質問したところ、

みんな「????」の状態。

そこで、小学校の算数にもどって、分数を説明しなおしすることに

分数というのは、「等分したいくつ」をあらわしています。

この分母が何等分しているかを表していますが

その分母が無理数であれば、きちんと等分されていないことになってしまいます。

√というのは、無限に続く少数で、数直線にあらわせない数です。

つまり1/3なら3等分して、ひとつ分をあらわしています。

しかし1/√3(ルート・3分の1)といったところで

ルート3等分なんか出来ないんです。つまり意味なさないわけです。

そういう事を説明したところ生徒さんたちは納得して

有理化がなぜするのかということを分かってもらえました。

つまり数学でも、きちんと基本(分数の基礎)が理解できていないと、ただ

機械的に処理するだけのものになり、まったく数学は楽しくなくなってしまいます。

太極拳もこれとおんなじなんですよ。

武術の根幹、本質(つまり基本)がわかっていないと、ただ技の周辺だけの学びとなってしまいます。



ですから、新・基本アレンジクラス1.では徹底して武術太極拳の基本を教えているわけなんです。

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