輝伽's Room

10年前交通事故で命を失いかけました。私の体験がお役に立てれば嬉しいです。~閲覧後は、コメントをお願いします。~

ぶれずにしっかり見える!

2011年05月14日 | 後遺症
10年前の交通事故の後遺症の一つで、 動眼神経麻痺と診断された。
左目が斜視となり、右目の風景と左目の風景が異なるのでその症状を複視と呼ぶ。
 意識不明時、入院時期、回復期 と常に目の問題は私をついて回った。右目に写る風景を追い,同時に左目に写る風景を追う。
それぞれの風景を理解しようとする。
すごく疲れた。
プラス、周りにいる人からは、 目が寄ってる。。と言われ、 変な目で見られ、 それがいやだから、サングラスをかけて出かけると、盲目者と間違われて、席を譲られることもあった。

しだいにいろいろな治療の結果、目の位置は戻るようになった。
しかし、両目が同じように動く と言うことはなかった。

医師は、ここまで回復したんだから。。。  と医学ではなすすべがないことを認めざるを得なかった。
私も家族も周りも この目の障害を持ったままよりよく生きて行くこと
が必要だ。 と思った。

 しかし、今日ふと、”子供が生まれたら複視になってたら危ないと思い、
自分で 目のリハビリ をしてみようと思った。
現在、整体師の資格を持っている。
医学の勉強もしている。

腰痛などの痛みは 固くなった筋肉が神経を圧迫して起こる
と理解した。

ということは、私の思い通りに動かない目の筋肉が神経を圧迫しているのでは?
ということは、この目の筋肉を動かして柔らかくすれば、圧迫はなくなるのでは?
ということは、今まで斜視じゃない目を使って両目で見てきたが、
まともな目は使わず、斜視の目だけを使うようにすればいいのでは?

と思い、毎日眼帯をして悪い目だけで見る時間を持ち、目を動かす練習をした。
それをしてたったの2日目で効果が現れてきた。

なんと、右目は右左、上下にきちんと動く!
今までは、視界が60度までしか広がらなかったのに、ちゃんとほぼ180度まで見える!

医者は、もう治らない と言った。
命が助かっただけでもよかったじゃないですか と

でも、医師の言うことが常に正しいと言うわけではない。
 と言うことがわかった。

感動の日だった。


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5 コメント

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励まされました (cosmos)
2011-06-01 17:34:00
今年始め、注意しようのない交通事故に遭ってしまい
動眼神経麻痺について調べていてこちらにおじゃましました。
とても言葉に尽くせないような、大変な思いをされたのですね。

私も事故直後はとても両目を開けられませんでしたし、
鏡も見たくありませんでした。
今はなんとかピントが合ってきて、頭痛や吐き気も軽減されています。
やはり全身を強打していて、まだ身体的・精神的に波はありますが、
記事を読ませていただいてとても励みになりました。

陰ながら、輝伽さんらしい生き方を応援したいと思います
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ありがとうございます (輝伽)
2011-06-01 20:04:36
高次脳ー病気 を治すのは、誰でもなく自分ですよね。
 どの医師も当時”目のリハビリ”を勧めた人はいなかったですから。。

cosmosさんも、事故に遭われた当初大変だったことと思います。
 まだ身体的・精神的に波はあるのは 当然です。 後遺症の1症状ですよ。
ゆっくりと でも前を向いて進んで行ってください。 頑張って下さい!
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頑張ります! (cosmos)
2011-06-02 10:14:36
リプありがとうございました。
確かに、目のリハビリというのはどの医師に尋ねても思い当たらないようでした。悪い方だからといって使わずにいると
余計衰えてしまうのかも?ですね。訓練してみようっと!

脳はMRIでは異常なしでしたが、職場の人の名前を忘れていたり…
集中力が続かなくなったと思うことも多々あります。
(目の疲労のせいもあるのでしょうが)

でも、震災で被災された方や、入院中に出会った重病の方、
そして輝伽さんのことなどを思えば甘えてられません><
仕事復帰にも不安はありますが、恐れず前向きに進みたいです。
お互いに、日々の生活を有意義に送れたらいいですね
またおじゃましま~す
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自分もそうでした。 (河童)
2011-06-07 19:10:01
自分は、心臓疾患から低酸素脳症になり高次脳機能障害者としての人生を送っている者です。
自分も生きる意味を見失いがちになりますが、家族や支援してくださる方々のサポートで日々を過ごしています。あなたには、サポートしてくださる方がいらっしゃいますか?
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サポートは夫ですかね? (輝伽)
2011-06-21 10:13:27
私もまだ生きる意味を見失いがちによくなります。 私は高次脳機能障害と 認定を受けたのは社会で普通に働くようになってからです。
それまでは、自分に高次脳機能障害があるとは思ってませんでした。
 だから、みんな私をサポートをしようとも、私にサポートが必要なのでは? とも思われてなかったようです。
 家族でさえ、正面からいろいろ私に”物覚えが悪い””要領が悪い” などといっていましたから。。。
 今は、夫が心のサポート役になってくれています。
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