「川柳 ふんえん」№879 2023-4月号を発行しました。
今年度は4月号から表紙を新しい色調にしました。デザインは今までどおり宮坂栄一さん(東京都出身の漫画家・挿絵画家)のもの。噴煙吟社旗と同じデザインです。ビビッドピンクの明るい「ふんえん」となりました。
巻頭言「日日新た」吉岡茂緒(98歳)
同人近詠「楠若葉」巻頭ページ
(レポート:編集人 徳丸浩二)
「川柳 ふんえん」№879 2023-4月号を発行しました。
今年度は4月号から表紙を新しい色調にしました。デザインは今までどおり宮坂栄一さん(東京都出身の漫画家・挿絵画家)のもの。噴煙吟社旗と同じデザインです。ビビッドピンクの明るい「ふんえん」となりました。
巻頭言「日日新た」吉岡茂緒(98歳)
同人近詠「楠若葉」巻頭ページ
(レポート:編集人 徳丸浩二)
<+ ))><< マグロの泳ぐ川
秋津川は、益城町立木山中学校の南側に端を発する小河川です。普通の川の源流は、山間の森であったり県境の分水嶺直下であったりします。
しかし、この秋津川は源流とも言うべきものが無くて「秋津川法河川上流端」という標示物によって、法で定めた最上端であることが示されている珍しい川なのです。ちなみに、布田川断層帯で有名になった布田川は、この上流2kmくらいの場所で木山川と合流しています。秋津川は堰と水門によって木山川に端を発し、熊本市秋津町で元の木山川に合流します。つまり秋津川は木山川から分流し木山川に合流するという面白い川なのです。
そんな秋津川畔を桜を見ながら散策していると、若いカップルに出合いました。女性の方は魚とり用の小さな網で魚捕りの最中でした。河川敷の桜を撮している私に女性が、
「この川には魚はいるんですか?ちっともとれないですけど・・・」と聞いてきました。
「今日は濁って見えづらいけど、その網には入りきれないくらいの大きな鯉もたくさんいるよ」と答えると、
「えっそんな大きな魚も・・・」と言った後で「・・・もいますか?」。
明瞭に聞えなかったので、
「え?なに?」と聞き返すと
「マグロ!」と大声で返してきたのです。
「おい、おい!」
と反応はしたものの、特異な川だからマグロがいてもおかしくないかも、ふとマグロの泳ぐ姿が頭に浮んでしまった私でした。
静脈の支流に思惟の深い皺・・・しろ猫
byしろ猫
満開のさくら私欲のきりもなし Y