フジモトさん家のリフォーム・完成

2008年12月29日 | Weblog
契約部分のリフォーム工事が終わり 引き渡してきた。
明治13年に、火事で焼失。
その後 建てられた民家。
わら屋根から瓦屋根へ。
かまどの台所を改修したり、長年に渡り幾度となく手を入れられ 今日まで 大切に守られて来た 家が 現代の技術で 古い所、新しい所。
それぞれの良い所を生かし改修された。

面白い現場に巡り会えて感謝。

食堂から

2008年12月29日 | Weblog
当社製作の 建具。
右手の壁の部分に入り込む引き違い戸を開けると、全開となり 居間へと続くこの部分。
今回のリフォームで 最も手の入っている所だ。
奥さんの(居間とキッチンをひとつのスペースに出来る事)を希望された。
真ん中に通し柱があり、それを1階部分で切断しなくてはならない。
そこには2階と大屋根の重量がかかっているのだ。
床下に 1立方メートルの独自基礎を2ヶ所作り 新しく柱を建て 既存の古い梁の下にトラスを組む。
元々、天井高さの無い古民家。
いろいろと知恵を絞る。

こんな所にも

2008年12月29日 | Weblog
勝手口から 上がった所に、壁の厚みと 少しのスペースを工夫して収納庫を作る。
これも、打ち合わせの時に提案したアイデアだ。
小さな冷蔵庫と 収納戸棚が実現出来ました。
一番喜んでもらったのは 奥さんでした。

新旧

2008年12月29日 | Weblog
今回のリフォームは 主に 水回りを改修した。
居間は 床下にある掘りコタツの撤去と 床下防湿、 床組の交換、畳を新しくした。
画面、正面は[なんど]と呼ばれる部屋の在来からの戸、
左は [おもて]と呼ばれる部屋への古い障子戸、
右手は 新しく床を貼り変えた廊下へ続く、
「障子はタバコで汚れるし、貼り変えが大変だから。」と、今どきの高さに 作り替えた ガラス障子。

すっかり綺麗に

2008年12月29日 | Weblog
綺麗になった倉の外壁。
聞けば、明治元年に建てられた物だとか。
明治13年に起きた火事で、村の約半分の家々が焼失した、その中で焼け残った数少ない建物で 内部の木材の一部には当時の火事の跡が残っている。

デビュー

2008年12月27日 | Weblog
オートバイと共に人生を楽しむための、隔月刊バイク雑誌。
[風まかせ] という雑誌が東京から取材に訪れた。

今までにも いろんな雑誌から取材の依頼があったのだが、見せる為にやっているのでは無く、 一人で楽しむ趣味だからと 断わり続けていたんだが
趣味の到達点である 夢の実現が、時節がら、当分到達出来そうも無い。
思い切って、取材を受けることにした。

ただ、自分の場合は、依頼した訳でも無く 取材費を支払ったり、受け取ったり して掲載してもらう訳でも無いので、編集者任せとなるから どんな内容になるかは 解らない。

来年、春号 3月発売だそうです。

フジモトさん家のリフォーム・7

2008年12月24日 | Weblog
仮設の台所と風呂を撤去して、外壁や基礎を改善するために キッチンと風呂を先に完成させる。
新しく 出来上がった所へ引越しを済ませた。

低かった台所の床を上げてワンフロアーにした為に 天井が低くなった。
天井裏だった所を吹き抜けとして 天井高さを確保する。 古い丸太が出て来たので 磨いて化粧仕上げとする。
「フランス料理の店みたいですなあ~。」
世主さんに選んでもらったペンダント照明、低くなった天井高を稼ぐ為に設置したダウンライトと 共に 照明の色は柔らかな電球色にした。

オーダーキッチン

2008年12月24日 | Weblog
流し台の 作業側。
引き出しタイプの 食器洗浄機を組み込み。 天板は 人工大理石。
音の大きなブロペラ式の換気扇しか取り付けられないと思われる現場でも、静かで効率の良いシロッコフアン を現場に合わせて取り付けして有ります。人工大理石の加工技術や各部のアレンジなどは、他では見られ無い 当社独自の技術なのです。
もちろん、他では考えられない価格で実現します。