Esperantoは、動詞の分詞にすごい仕掛けがあり、複合時制などの複雑な活用形を覚える必要がなく、時制としての動詞の体系は単純になっているのですね。
動詞の時制は、現在、過去、未来(未完了)、命令、そして仮定法。人称・数による変化形はなし。
不定詞(辞書に載っている形)の-iを取った語幹に、それぞれ順に-as -is -os -u -us をつけるとできる。
lerni (不定形/学ぶ) lern-(語幹) lernas(現在・学ぶ、学んでいる) lernis(過去/学んだ) lernos(未来/学ぶだろう) lernu(命令/学びなさい) lernus(仮定法/学ぶならば)
疑問文とその答え方(はい/いいえ)・否定文
さてここで、後のことを考えると否定文の作り方から。否定する語の前に ne を入れる。
Ŝi studas matematikon. (彼女は数学を研究しています。)
Ŝi ne studas matematikon. (彼女は数学を研究していません。、)
Ŝi studas ne matematikon. (彼女は(他の学問を研究しているが)数学を研究していません。)
疑問文は、文頭にĈuをつける。
Vi estas esperanto. (あなたはエスペランティストです。)
⇒Ĉu vi estas esperantisto? (あなたはエスペランティストですか?)
Jes, mi estas esperantisto. (はい、そうです。)
Ne, mi ne estas esperantisto. (いいえ、ちがいます。)
ĉuは、文尾に置かれることもある。
Li amis hundon. (彼は犬が好きだった。)
⇒Li amis hundon ĉu? (彼は犬が好きでしたか?)
Jes, li amis hundon. (はい、好きでした。)
Ne, li ne amis hundon. (いいえ、好きではありませんでした。)
Ne, li amis ne hundon. (いいえ、彼が好きだったのは犬ではありませんでした。)
☆ 不定詞、命令文、そして仮定法についてはまた。