いっくんはこの夏、1泊二日で親不在の英語キャンプに行く予定になっていた。
申し込みも済ませて、いっくんにもその話をちゃんとして「親はいないけどガンバってね」などとテンションをあげたりしていたのだが・・・
前日夜更かしをした私は珍しく翌日何の用事もないことでワクワクしていた。
「明日はたっぷり眠れる~♪」と携帯も居間のある1階に放置し、だらだらテレビを見て夜中に就寝・・・
翌日、突然家の電話が鳴り始めて、友達の声を聞いてビックリ。
そう、キャンプ当日だったのである。
前日まで話していた友達とも「いよいよだね~」なんて言ってたのに、何故か私の頭の中にはキャンプの支度をすることも、その日になったらキャンプに行く事もスッポリ頭から抜け落ちていたのである。
こいちゃんのといっくんの習いごとスケジュール調整に必死になっていた毎日だったとは言え、本当に我ながら情けない・・・
携帯にも、一緒にキャンプに行く友達が何人も電話をくれていたし、電話に出ないのを不審に思い家まで様子を見に来てくれたお友達もいた。
なのに、私は家の電話がなるまでグースカ寝ていたのだ!
いっくんはたたき起こされ、こいちゃんにも伴侶にもお願いして家族総出でキャンプの支度をし、車に乗り込んだ。
キャンプ地である滋賀県に向けて車を出したのは皆が集合場所となる英語教室をバスで出た1時間後であった。
この日は道路が渋滞しており、朝ごはんも食べずに出てきたので間に合うのか必死。
度重なる渋滞の列を見る度に「今から車を飛び下りて電車に乗って行こうか!?」と本気で言っていた。
皆の到着時刻よりも1時間遅れて到着すると、皆も渋滞に巻き込まれて遅れていたらしく、何とか食事をしているところに合流することが出来た。
もう、情けないやら恥ずかしいやら・・・
いっくん本人は大きなバッタのいる広場を見て一気にテンションがあがりあっという間に皆の方にかけっていってしまったが、心が摩耗して小さくなりそうであった。
チラっと聞こえた中には実に綺麗なイントネーションで友達を遊びに誘う男の子たちの声が聞こえたりした。
スタッフさんにお詫びを繰り返して車に戻ると、体中から一気に力が抜けるような気がした。
脱力ついでに一人っ子になったこいちゃんと滋賀県をぶらりとして帰ることに。
いっくんが宿泊するお宿は山の頂上にあり、実に自然豊かで眺めもバツグンである。
虫は山ほどいるし「手つかず」と言う感じでスバラシイ。
流れる川もオタマジャクシなどが泳ぐ実に綺麗な所であった。
道路の脇にも沢蟹やカエルなど、ちょっと遊ぶだけでも楽しい様である。
道の駅はとても混雑していた。
大型の駐車場はその数にも関わらず順番待ちをするほどである。
ひっきりなしにお客さんが出入りする売店には産地の物が所狭しと置かれ、珍しい野菜や食べ物が並ぶ。
お昼を食べて道の駅を出た。
とにかく自然が多く子供達にはぴったりの場所。
今回は私のドジで思いがけず家族皆で現地視察(?)となってしまったが、次回はぜひコテージでも借りて琵琶湖で遊びながら満喫したいと思うような所であった。