おばあちゃん、おじいちゃんからお土産が

両親が熱海に旅行中である。
先日、私がインターネットに応募して当たったホテルの半額券が遠く熱海のホテルだったため、両親にあげたのだ。

田舎の実家から熱海は遠い。
両親は半ば過ぎから実家を出発し、たった一泊の熱海宿泊のために１０月半ばほどまで滞在するらしい。
ホテルには1泊しかしないのに、残りはすべて車中泊のPキャンプだと言うのだから、なんだか変な話である。
とは言え、遠い熱海に行く気になったきっかけになったわけだから、まんざら無駄というわけではないようだ。

そんな両親が、網代に立ち寄った、とお土産を送ってきた。
カニせんべいや、ホタテせんべい、イセエビ茶漬け、みりんぼし、と多種多様。
こいちゃんといっくんは喜んで私より先に封を開けてお菓子を頬張った。
遠くまで行ったのだから、自分たちにお金をかければよいものを、どんなに遠く離れても、私たちのことばかり考えているのである。
毎度ながら、ありがたいことだ。
おかげで、最近では、すっかりこいちゃんの頭の中で、「おばあちゃん＝なんかくれる」の図式が出来上がってしまっているのである。