買い物に出かけたルルとこいちゃんを迎えに、いっくんと伴侶と車に乗り込んだ。
何でもルルが靴を買いたいというのでウインドウショッピング好きなこいちゃんと大型マーケットに放り込んだのだが…。
合流して晩御飯を買おうと思ったら、手に大きな紙袋を持っている。
あまり考えずに食品売り場に歩を進めようとしたら、突然
「お母さんおめでとう」
とその紙袋を渡された。
なぬ!?
紙袋を覗き込むと、以前からちらちら見ていたエアープランツのオブジェが。
「なに?どうしたの?!」
「結婚記念日でしょ。」
…そうだった。
そんな時期だったのか…。
やっぱり今年も忘れていた。
「いっつも見てたでしょ、ほしそうだったから!」
どうやら伴侶が買って渡すと不評だと思ったらしく、間違いないであろうこいちゃんに物を選ばせたようである。

可愛いよ…たしかに可愛いけれど、すっかり荒んだ母としては、この1個で美味しいもの食べられる、っておもっちゃうんだよ〜〜〜!!
思わず心の声が漏れそうになるのをこらえつつ、微笑む私が微妙だったのか、
「ほしかったよね?嬉しい?」
と、こいちゃんに10回以上は聞かれた…。
はい、心から嬉しいですよ、マヂで…ありがとうございます…。

え?母の日?
こいちゃんに選ばせるから、結婚記念なのか、母の日なのか微妙なメッセージカードになっているではないか。

垂らすとこんな感じに。
なかなかいい感じ。
飾ってみるとなんとなく落ち着いた。
本当はトイレに飾りたかったが、こいちゃん猛反対のためキッチンに飾ることに。
貰った身ではあるが、設置場所選ばせてもらえず…。
とは言え、毎日ちゃんと目にする場所じゃないと枯らしてしまうかもしれない。
何と言ってもエアープランツは生き物なので、これで枯らしてしまったら私よりもこいちゃんががっかりすること必至である。
こいちゃん、私まだまだ頑張るね…。
いや、マヂでありがとうね…。