
さて、どうするつもりだろう、と見ているとこいちゃんはその種を机の上にしばらく置き去り…。
大喜びで収穫した割にはぞんざいな扱いで、いつまでたっても移動する気配は無い。
しょうがないので机の上に置いてやるとさらにそのまま数日間…。
やれやれ…と、呆れているといっくんは何を思ったか、庭に穴を掘り、何十粒もある種を握りしめ、一気に種まき!
種まきはまばらに~、と教えたことも何のその、一点集中でどっさりと。
しかも、耕しても無いただの路地に。
それから数日後、種は一箇所にどっさりと芽を出した。
いっくんは自分が植えた芽が(一箇所に…)沢山生えて大変な喜びようであった。
かいがいしく世話をし、水を上げたり様子を見たりと、実に大切に育てたのだ。
季節外れに植えられたたくましい朝顔はやがてつぼみをつけた。
それは、私からしたら「あーあ…」という植え方だったにもかかわらず、大変美しい花を沢山咲かせ、いっくんを喜ばせたのだ。
自分の育てた命が育った喜びをかみしめていたいっくん。
今のいっくんに大事なのは工程よりも、自分の思いが花開く瞬間の満足感なのかもれない。
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