goo blog サービス終了のお知らせ 

エクセル備忘録

質問が多いがテキストでは説明しづらい内容と、
超高度な技の紹介

4.0マクロ関数について

2005-10-16 21:42:03 | Weblog
現バージョンのエクセルにはHELPにも載っていません。

----------------------------------------------------------------------------
書式

GET.CELL(検査の種類, 範囲)

検査の種類 必要なセル情報の種類を、数値で指定します。次に検査の種類として指定できる値と、それに対応する戻り値の一覧を示します。

検査の種類 戻り値

1 範囲の左上隅のセルに対する絶対参照を表す文字列。戻り値には、その時点で設定されている参照形式が使われます。
2 範囲の上端のセルの行番号
3 範囲の左端のセルの列番号
4 TYPE(範囲) の戻り値と同じ
5 範囲の内容
6 範囲に入力されている数式を表す文字列。戻り値には、その時点で設定されている参照形式が使われます。
7 セルの表示形式を表す文字列。例: "m/d/yy"、"G/標準"
8 セルの横位置の配置を示す数値
1 = 標準
2 = 左詰め
3 = 中央揃え
4 = 右詰め
5 = 繰り返し
6 = 両端揃え
7 = 選択範囲内で中央
8 = 均等

9 セルに設定されている左罫線の種類を示す数値
0 = なし
1 = 実線
2 = 太線
3 = 破線
4 = 点線
5 = 極太線
6 = 二重線
7 = 細線
10 セルに設定されている右罫線の種類を示す数値。戻り値と線種の対応については、検査の種類の 9 を参照してください。
11 セルに設定されている上罫線の種類を示す数値。戻り値と線種の対応については、検査の種類の 9 を参照してください。
12 セルに設定されている下罫線の種類を示す数値。戻り値と線種の対応については、検査の種類の 9 を参照してください。
13 セルに設定されているパターンを示す 0 から 18 までの数値。この数値は、[セル書式の設定] ダイアログ ボックスの [パターン] パネルにある [パターン] パレットに表示されるパターンの順序に対応します。パターンが選択されていないときは、0 が返されます。

14 セルがロックされていれば TRUE、そうでなければ FALSE
15 セルの数式が非表示になっていれば TRUE、そうでなければ FALSE
16 アクティブ セルの列幅と、それが標準の列幅かどうかを示す論理値が含まれる水平方向の配列。セルの列幅が変更されていないとき (標準の列幅であるとき) は TRUE、変更されているときは FALSE が返されます。
17 行の高さ (単位はポイント数)
18 フォントの名前を表す文字列
19 フォントのサイズ (単位はポイント数)
20 セルに含まれるすべての文字、あるいは先頭文字だけに太字が設定されていれば TRUE、そうでなければ FALSE

21 セルに含まれるすべての文字、あるいは先頭文字だけに斜体が設定されていれば TRUE、そうでなければ FALSE
22 セルに含まれるすべての文字、あるいは先頭文字だけに下線が設定されていれば TRUE、そうでなければ FALSE
23 セルに含まれるすべての文字、あるいは先頭文字だけに取り消し線が設定されていれば TRUE、そうでなければ FALSE
24 セルに含まれる先頭文字の色を示す 1 から 56 までの数値。フォントの色が "自動" に設定されているときは 0 が返されます。
25 セルに含まれるすべての文字、あるいは先頭文字だけに袋文字が設定されていれば TRUE、そうでなければ FALSE。袋文字のフォント スタイルは、Windows 版 Excel ではサポートされていません。

26 セルに含まれるすべての文字、あるいは先頭文字だけに影付き文字が設定されていれば TRUE、そうでなければ FALSE。影付き文字のフォント スタイルは、Windows 版 Excel ではサポートされていません。
27 セルの位置に手動改ページが設定されているかどうかを示す数値。
0 = なし
1 = 行の改ページ
2 = 列の改ページ
3 = 行列両方の改ページ
28 行のアウトライン レベルを示す数値
29 列のアウトライン レベルを示す数値
30 アクティブ セルのある行が集計行であるときは TRUE、そうでなければ FALSE
31 アクティブ セルのある列が集計列であるときは TRUE、そうでなければ FALSE

32 セルが含まれるブックとシートの名前を表す文字列。ウィンドウに表示されているのがブックに含まれる唯一のシートで、しかもブックと同じ名前 (拡張子なし) が付けられているときは、"BOOK1.XLS" という形式で、ブックの名前だけが返されます。それ以外の場合は、シートの名前も含めて "[Book1]Sheet1" の形式で返されます。
33 [セル書式の設定] ダイアログ ボックスの [配置] パネルにある [列幅で折り返して全体を表示] チェック ボックスがオンになっていれば TRUE、そうでなければ FALSE
34 セルに設定されている左罫線の色を示す 1 から 56 までの数値。色が "自動" に設定されているときは 0 が返されます。

35 セルに設定されている右罫線の色を示す 1 から 56 までの数値。色が "自動" に設定されているときは 0 が返されます。
36 セルに設定されている上罫線の色を示す 1 から 56 までの数値。色が "自動" に設定されているときは 0 が返されます。
37 セルに設定されている下罫線の色を示す 1 から 56 までの数値。色が "自動" に設定されているときは 0 が返されます。
38 網かけの前景色を示す 1 から 56 までの数値。色が "自動" に設定されているときは 0 が返されます。
39 網かけの背景色を示す 1 から 56 までの数値。色が "自動" に設定されているときは 0 が返されます。

40 セルのスタイルを表す文字列
41 アクティブ セルに含まれる数式を表す文字列。GET.CELL(6) とは異なり、数式の内容が変換されずに返されるため、インターナショナル マクロ シートを対象にするときに役立ちます。
42 アクティブ ウィンドウの左端からセルの左端までの水平距離 (単位はポイント数)。ウィンドウがセルにまたがってスクロールされているとき、戻り値として負の数が返されることがあります。
43 アクティブ ウィンドウの上端からセルの上端までの垂直距離 (単位はポイント数)。ウィンドウがセルにまたがってスクロールされているとき、戻り値として負の数が返されることがあります。

44 アクティブ ウィンドウの左端からセルの右端までの水平距離 (単位はポイント数)。ウィンドウがセルにまたがってスクロールされているとき、戻り値として負の数が返されることがあります。
45 アクティブ ウィンドウの上端からセルの下端までの水平距離 (単位はポイント数)。ウィンドウがセルにまたがってスクロールされているとき、戻り値として負の数が返されることがあります。
46 セルに文字列のメモが含まれていれば TRUE、そうでなければ FALSE
47 セルにサウンド メモが含まれていれば TRUE、そうでなければ FALSE
48 セルに数式が含まれていれば TRUE、定数が含まれていれば FALSE

49 セルが配列の一部であれば TRUE、そうでなければ FALSE
50 セルの縦位置の配置を示す数値
1 = 上詰め
2 = 中央揃え
3 = 下詰め
4 = 両端揃え
5 = 均等
51 セルの文字の方向を示す数値
0 = 横書き
1 = 縦書き
2 = 下から上へ横書き
3 = 上から下へ横書き
52 セルの接頭辞 (文字配置) を表す文字を返します。セルに接頭辞が含まれていないときは、空白文字列 ("") が返されます。
53 セルに現在表示されている内容を表す文字列。戻り値には、本来の値の他に、設定されている表示形式で使われる文字や記号も含まれます。
54 アクティブ セルが含まれるピボットテーブルの名前

55 ピボットテーブルにおけるセルの位置
0 = 行フィールドの見出し
1 = 列フィールドの見出し
2 = ページ フィールドの見出し
3 = データ フィールドの見出し
4 = 行フィールドのアイテム
5 = 列フィールドのアイテム
6 = ページ フィールドのアイテム
7 = データ フィールドのアイテム
9 = テーブルの本体
56 アクティブ セルがピボットテーブル内にある場合、アクティブ セルが含まれるフィールドの名前
57 セルに含まれるすべての文字、あるいは先頭文字だけに上付きが設定されていれば TRUE、そうでなければ FALSE
58 セルに含まれるすべての文字、あるいは先頭文字だけに設定されているフォント スタイルを表す文字列。戻り値は、"太字斜体" など、[セル書式の設定] ダイアログ ボックスの [フォント] パネルにある [スタイル] リストで選択されているものになります。

59 下線の種類に対応する数値
1 = なし
2 = 下線
3 = 二重下線
4 = 下線(会計)
5 = 二重下線(会計)
60 セルに含まれるすべての文字、あるいは先頭文字だけに下付きが設定されていれば TRUE、そうでなければ FALSE
61 アクティブ セルがピボットテーブルのアイテムであれば、その名前を表す文字列、そうでなければエラー値 #N/A
62 ブックとアクティブ シートの名前を表す "[Book1]Sheet1" という形式の文字列
63 セルの塗りつぶし (背景) 色を示す 1 から 56 までの数値。色が "自動" に設定されているときは 0 が返されます。

64 セルのパターン (前景) 色を示す 1 から 56 までの数値。色が "自動" に設定されているときは 0 が返されます。
65 [セル書式の設定] ダイアログ ボックスの [配置] パネルにある [前後にスペースを入れる] チェック ボックスがオンになっていれば TRUE、そうでなければ FALSE
65 セルが含まれるブックの名前を表す "BOOK1.XLS" という形式の文字列

範囲 情報を得たいセルまたはセル範囲を指定します。

範囲がセル範囲である場合、範囲の左上隅にあるセルが検査の対象となります。
範囲を省略すると、アクティブ セルが指定されたものと見なされます。

ヒント セルの高さを調べるには GET.CELL(17) 、幅を調べるには GET.CELL(44) - GET.CELL(42) を使います。

使用例

次のマクロ数式は、Sheet1 というワークシートのセル B4 に太字が設定されているとき、TRUE を返します。

GET.CELL(20, Sheet1!$B$4)

GET.CELL 関数の戻り値を使って、他のマクロ関数の動作を制御することができます。次のマクロ数式は、GET.CELL 関数が FALSE を返すとき、BoldCell という関数マクロを実行します。

IF(GET.CELL(20, Sheet1!$B$4), , BoldCell( ))
----------------------------------------------------------------------------