私には渡世上の兄貴分がおりました。
その兄貴分は豪快さだけが取り柄でシノギは下手、挙げ句の果てには覚醒剤に溺れ私は兄貴の尻拭いばっかりしておりました。でも言葉にはできない兄貴にしかない人間味のある優しさが私は好きでした。例えば小さな子供とすれ違う時の笑顔、野良猫に缶詰をあげてる姿、そんな自然な優しい一面も何度も見てきました。
しかし覚醒剤から抜けられなかった兄貴は自ら命を断ちました…
私にとって兄貴は一生涯の兄貴分であり後にも先にも兄貴一人です。
久しぶりに墓参りに行って軽く説教でもしてきます笑

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