退屈日記。

料理が好き。
どんな毎日でも、作って、食べて、考えて。明日も楽しく料理をしよう!

賃金交渉の行方

2010-04-12 | 労働問題研究
わたし、割と占いが好きで雑誌なんかに載っているホロスコープを見ては、いいところだけを鵜呑みにしてワクワクし、
それが当たったことはほとんどなくても全く意に介さず、常に信じて気分を高める、ごく普通の(?)女子の類であります。

最近、凝っているのが、中日新聞(名古屋のローカル新聞。地域情報が秀逸)のテレビ欄の下に載る干支別のうらない。
占いというより、1~2行の格言に近い。
同じ年の人みんなに当てはまることなんてあるわけないので、純粋に格言を楽しんでいるのですが、
私は1月21日生まれで、旧暦では2月3日節分を境に干支が代わるようなので、どちらかと言えば、はざかい期にある私は前後の干支両方を見れるという特典があります。

先日はこうあった。
“最後に言うべきを、最初に言ってしまっては失敗する。”

まさにその通り。
というか、常に私はその通り。
よく“言わなければならない時に、言わなければ後悔する”とは聞きますが、これは私には全く関係のない戒めであります。


先日、あまりにも低い賃金を何とかすべく、部長と話し合いを持った。
「賃金」というのは、それ自体が従業員のモチベーションを上げるものではない。
しかし、それがないと不満を感じる必要最低限の「衛生要因」だ。
だから私は入社して8カ月あまり、たった8カ月なのに8年にもなるかと思われるほどのイライラを腹に溜めた状態。
仕事の内容には魅力を感じることが時にはあるので、この研究所には、私のモチベーションをあげるための「動機づけ要因」はある程度備わっていると言えます。
なのに、ヤル気はあるけど不満が大きい。大きすぎる。精神衛生上よくない。

と、そんなわけで賃金交渉に臨んだのだが…。

なんというか、やってはいけないと肝に銘じていたはずのことを次々やらかす私。

どうも話を大きくするクセがあるため
正社員のモチベーションをあげるために時間制限を設けてはどうか、とか
会社の価値を上げるためにはどうするか、とか
正規と非正規(フレキシブル型)研究員の選択制度を実現させるためには何が必要か、とか。。。。

もちろん、私の賃金の評価に関係する話ではあるんだけど、総論的な話になってしまい、
ハッと我に帰ると、賃金に対するノルマ(受託業務の金額)が会社のルールであるところの話を部長がこんこんと説明するペースになり、私の賃金は妥当だ的な流れに収束している。
つまり、会社側(部長)は妥当な賃金体系をしっかりと説明したが、私の側はと言えば、自分の(賃金に見合わないと考える)労働現状を認識してもらうにまるで至らなかった・・・という始末であった。

いかん、
私ってバカだ!
振り返って後悔しきり。
しかも冷静になると、ノルマと賃金の話には納得できないところも多い。

次の日、取りなおした私は、冷静に、労働条件という点だけに絞り、一応、自分の伝えたかった命題を伝えた。


それにしても、この度の教訓。
“言うべきでない時に、言ってしまっては失敗する。”