昼間、外出先で乗り合いタクシーを待っていた。駅の構内には風が吹き込み、一斉に数十の風鈴がカラカラと涼を呼び込んでいた。反対側には、今年も笹が立っている。学生が多いのだろう、短冊は数が多かった。私も願い事、書いてきた。毎回、願い事を決めるのに時間がかかったが、今年はすぐに決まった。私はふたつ、短冊に書いてきた。夫の名前がゆらゆら揺れている。もうひとつは私の努力で決まるもので、私次第と言えたりする。書けなかった願い事はたくさんあるが。皆が幸せであったらいいなぁ。のんのん