ワ行物語

○ワ行物語

「わっ！」
後ろでおどかすやつがいる
「い、、？」
小学校の友人、井上君だ。
「うっ」
相変わらず力が強い、思いっきり肩を叩かれた。
「ええーー」
今は地元で体育の先生だそうだ、あのいたずら小僧が。
「をっ」
二人の図上を流れ星、、またまた言い寄る、いや良い夜だ。

ラ行物語

○ラ行物語
青森のねぶた、跳人の声が聞こえる
「らっせーら、らっせーら」
和夫はガードレールに腰をおろした。
「りー、りー、」虫の声がかすかに聞こえる。
ふと見ると、踊り手の中に懐かしい姿
「ルー！」
幼馴染のルミコだ。
「れれ？」
ルミコも和夫に気づいた。
「今どうしてる？」
「浪（ろ）人中よ、」
ルミコは照れくさそうに笑った。
今夜は良い夜になりそうな薬缶、いや予感、、、。

ヤ行物語

○ヤ行物語

“YAH！（ヤー）“
後ろを振り返ると
アメリカの友人ジャックだった。
“Yeah！”（ゐえーイ）“
“You！”
うれしそうに和夫は握手した。
「どこ行きますか？」
“ゑ、、家、、、イキマス、、”
「よぉおし、Go　together！」
　小さな国際交流だった、、、。

マ行物語

○マ行物語

「まあ！」
女の子が驚いた顔をして木を指さした。
「実」
おいしそうな枇杷の実、今では珍しいのかな。
食べたいといった女の子をお母さんはたしなめた。
「むっ」
とした顔。
「めっ」
おかあさんが少し怖い顔をしました。
でも、べそをかきそうな我が子を見て
「もうーー」
お母さんは笑顔で、お店で買ってあげると約束してました。

タ行物語

○タ行物語

柔道の試合も熱が入っていた。
「たー！」
和夫は背負いを食らった、ん？
「血！」
鼻血が出た。
ほほを血と汗が
「つーーー」
　「手」
相手方の幸男が、手をさした。鼻血がこぼれてた。
地を拭くと、和夫は二つコリ笑い
再び練習、構えを見せた。
「とー！」