団塊のしっぽが綴る ありのままの田舎暮らし

躊躇いながら近づいてくる未来と、静かに佇む過去のはざまで。

癌を経験した者の宿命。

2017-11-04 | 日々のこと。


先日、紅葉見物に出掛けました。よく晴れた日で、とても綺麗でした。



こちらは、バラ園。バラって、春と秋の2回楽しめますね。






このところ、ずっと気分が晴れません。
何故かというと、定期血液検査の結果が来週分かるのです。

以前ここにも書きましたが、10年前に大腸癌の手術をしました。
それから毎年、きちんと各種の定期検査を受けているのですが、
結果が分かるまで、毎回、半端なくドキドキするのです。

CTや内視鏡検査は、その場で結果が分かるので、
ドキドキも短時間で済みますが、腫瘍マーカーは最低でも1週間。
小心者の私は、その間、ずっと不安を拭い去ることができません。

10年も経ったのだから、もう大丈夫。
自分で自分にそう言い聞かせたり、周りからも言われますが、
そう簡単に納得できるものでもないのですよ、これが。
まだ、生き残っている癌細胞がどこかにあって、転移するかもしれないとか、
また、別の新しい癌がどこかに出来ているかもしれないとか、
碌でもないことばかり考えてしまうのです。

癌という病気の一番嫌なところは、完治したと言われても
よほど芯の強い人でない限り、常に心のどこかに再発の不安を抱えながら
生きなければならないということです。
たとえ基準値以下でも、ちょっとでも数値が上がると、もう心配・・・
下がれば、天にも昇る心地・・・
そんなことの繰り返し。

こんなに憂鬱になるなら、もういっそ検査なんか受けないでいよう。
そうも思うのですが、それも怖くて決断できません。

周りからは、しっかり者だの、気が強いだの言われている私ですが、
この病気に関してだけは、実に情けないほど小心者なのです。
誰にも言えず、毎日クヨクヨ、クヨクヨ。
ほんとに(;´д`)トホホです。

(ブログに書いたら、少し気持ちが落ち着きました)




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