夜があけて朝が来た
もう20時間くらい頑張ったけど
まだ産道は半分くらい
母ちゃんはマジもう限界で
痛みは極限で、終わりの見えん苦しみに
もう限界って
切りたいって
あれほど切望しとった陣痛
必死に願った逆子治療
頑張って打った点滴×25
でも5日間も病院おったら
こんなにも痛かったら
もう無理でしょ
痛みのない父ちゃんがとっくに限界きとったから
いつ終わるとも言ってあげれん
でもね
諦めれんのよ
アカヒも狭い道を頑張って進みよるけん
もうそれしかないんよね
信じようやって
2人で泣きながら頑張ろうって
って、痛みのない父ちゃんが言うのはいささか薄っぺらで、何とも軽薄じゃけど
気持ちの糸を切らさんように、
アカヒがすぐ投げ出す現代っ子にならんように
強烈な薬の最後の点滴に入ったよ
沢山看護婦さんが来てくれて
痛みの感覚が短くなって
アカヒがおりてきた
分娩室に行ったら
看護婦さんや先生がマジで頼もしい
あんなかっこええ目をして仕事をしとる人初めて見た
そしたら
12時 24分
2600グラム
羊水なかったから真っ白な幕に包まれて
元気に泣きまくり動き回る
君に出会えました
今これ書いてても泣けてくる。
よく頑張ったね。
外でうろたえとったけん出て来づらかったよね
こんな2人で大丈夫かって、きっと少し不安になったよね
でも一生懸命回って
ちょっとずつこっちにサインを送ってくれた
そんな君がいたから頑張れたよ(頑張ったのは母ちゃんじゃけんな)
生まれてきてくれてありがとう。
こんな父ちゃんと母ちゃんを
選んでくれてありがとう。
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