まちおもい帖2

日ごろ感じていることを書き記します。

庁舎統合問題に絡めた企画は失敗に終りました

2014-09-15 18:44:05 | 日記
田無スマイル大学では、昨年、ゆめこらぼに協力する形で、避難所運営ゲーム(HUG)を市内で10数回実施しました。
その謝金が少し溜まったので、今年度は、講演会を3回くらい実施しようと思っていました。それによって、新しい顧客も確保したいという気持ちもありました。
それには、庁舎統合問題が良いのではないかと思って企画したのですが、残念ながらこの企画は失敗に終わりました(>_<)

現在、西東京市では、2庁舎体制を止めて、1庁舎に統合しようという計画がなされています。
多くの人にとっての関心は、田無か保谷かどちらに集約されるのだろうということだと思います。今まで近くにあって便利だったのに、どちらかになってしまうと遠くなって不便だと言う思いです。
また、庁舎建設には、多額のお金がかかるので、財政が悪化することや、市民の負担が増えることへの不安感もあると思います。

立地の問題は、非常に政治的なことで、触れにくいと思いましたが、そういうことだけでなく、市民が庁舎の在り方を考えることは、今後の行政の在り方や協働などを考えるうえで、良い機会だと思いました。
庁舎は、一度建てれば50年の耐用年数とのことです。そこで、これから、少なくとも10年後、20年後の暮らしの在り方を見据えて、どのような庁舎にして欲しいかを市民の立場で考えることは必要なのではないかと思ったのです。

そこで、7月6日に、「公共空間のデザイン」というタイトルでフューチャー・セッションを実施しました。
富山県氷見市が新庁舎を建てるにあたって、廃校になった高校の跡地を利用したことや市民の声を聴くフューチャー・センターを設けたことを知って、そこから学ぶこと、違和感を感じることなどを皆で話し合おうと思いました。このため、タイトルも、自分としては、「新庁舎に求めること」といった直接的なものにしたいと思っていました。そこで、氷見市の職員にフューチャー・セッションのやり方を教えてこられた世田谷トラストまちづくりの浅海さんに講師をお願いしました。

しかし、お仲間から、「私のような観点で庁舎統合問題を考えている人は少ないのではないか」といった助言もあり、浅海さんがこれまでやってこられたまちづくり全体のお話を中心にして頂くよう変更することになりました。

講演終了後、こういうテーマについて話し合いたいという方に手を挙げて頂き、そこに、三々五々集まって討議をしました。助言通り、庁舎統合問題に集まったのは、5~6名くらいでした。他には、浅海さんに当たるまちづくりのコーディネーターが欲しい、廃校になる小学校の跡地利用について考えたい、高齢化社会には居場所をもっとたくさん作る必要がある・・などについて話し合われました。

もう一つ考えていたのは、先日の都議選で敗れたものの、約9万票獲得した家入一真さんに来ていただき、何故立候補したのか、ネットで皆から政策を提言してもらうというやり方は、やってみてどうだったのかなど、今後進むであろうネット活用と選挙・行政についてお話頂いて、それについて、皆で討議してもらいたいと思いました。

しかし、家入さんに会いに静岡のトークショーにまで出かけてお願いしたものの、その後、連絡が取れず、これも自然消滅してしまいました。
また、その折には、存じ上げなかったのですが、家入さんは、引きこもりの経験があり、居場所のない若者に一歩踏み出すチャンスを提供することをやっておられるとのこと。
お仲間からは、「彼は政治家ではないので、ネット選挙というよりも、彼の日ごろの想いややっていることをお話して頂いた方が良い」という助言も頂きました。
ですから、家入さんの講演が実現していたとしても、直接庁舎問題を扱うお話にはならなかったことになります。

という訳で、私の当初の企画は、ことごとく失敗に終わってしまいました。

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