私は若い頃、金縛りによく遭った。
でもそれは霊的なものではなくて、疲れてる時など『体は寝ているのに脳だけ起きている』という金縛りだと思う。
でもその中で、「不思議だなぁ~」と思う事がいくつかあった。
その中の1つ。
私が20代前半の頃、自分の部屋で昼寝をしていた。
ソファーでウトウトとか、そんなかわいいものじゃなく、ベットで布団をかけての本格的な昼寝である。
気持ちよく寝ている(仰向け)と、私はおでこを冷たい指でギューっと押される感触で目が覚めた。
当時、兄によくデコピンをされていたので、また兄が寝ている私にイタズラをしたのだろうと思い、文句を言おうと起きようと思った瞬間、金縛りにあった
『中途半端な時間に寝たからなぁ~・・・解けたら文句言おう』
そんな風に思っていた。
まだ冷たい指で押された感触は残っている。
でも突然、右の肩に何かが乗った。
それを見る事ができないうちに、左の足の方へゆっくり動いていった。
『何?何!?』
軽くパニックになった。
左足にはまだ重みを感じている。
顔を上げる事ができなくて、それを確かめられない。
『こんなに軽い人間はいないし、なんか跳ねるように移動していった・・・ さっきおでこを押したのもコイツか!? この重さで指があるのは・・・ 猿だ!! 私の部屋に猿がいる! どっかの飼い猿が迷い込んできたに違いない!!』
金縛りに遭いながら、そんな風に思った。
猿を見たくて、力いっぱい金縛りを解こうとした。
「ふんぬぅ~!!」
解けたー!!
ガバッと起きて、見てみると猿がいない・・・
そんなハズは・・・
絶対いると思い、部屋中探した。
テレビの後ろとか、押入れの中まで
結局猿は見つからず、兄にイタズラしたか聞きにいったら怒られた
不思議な思いだけが残った。
そしてそのうち、その事は忘れていた。
実家にいるうさぎのごんたくん。
ごんたはよく私のベットに飛び乗ってきた。
いつも一緒に寝ていた。
ある日、またごんたがベットに飛び乗ってきた。
そして右肩に乗り、左足の方へ移動していった。
『あれ??この感覚は!?』
そう、あの時の猿である。
でもごんたに指はないし、猿?と遭遇したのはごんたを飼う何年も前の話なんです。
ごんた・・・時空を飛び越えてきた!?
結局、なんだったのかは分からずです
金縛りにあったように変なポーズで寝てる。。。
あっ!起きちゃった・・・
小夏を乗せて寝ると、金縛りの夢を見ます