みなさん、こんにちは。
帰宅後の、手洗いウガイ、そして一杯のお茶、お忘れなく。
お茶は、ゴクゴクと喉を鳴らして飲むと、風邪引かない・・
と、誰かが言ってました?。熱いのは要注意です!
7.色彩
色とは、光が物体に当たり、反射して目に飛び込んだ時の波長
により、決定されます。
分光分布とは、光の波長ごとの放射エネルギーの事であり、
一つの色を、それに含まれる光の成分で表したものです。
色感覚とは、波長ごとに一つの色が目に入った時、どのような
色に感じるか、その感覚です。
可視光線域での、380nm(ナノメートル)~780nmの範囲内で
短波が紫色から長波の赤色までの見える色の分布です。
ちなみに、黄緑が一番狭い領域で、しかも一番比視感度が
強い色の領域です。
■表色系
表色系には、マンセル表色系、XYZ表色系、オストワルト
表色系の三つがあります。
まずは「マンセル表色系」
ヒュー(色)・バリュー(明)・クロマ(彩)と連して覚えましょう。
ボールがヒュウー、ガラスがバリュー、こら!クロマティー!!
マンセル表色系は、物体色の表示であり、感覚的に等間隔な
色立体で~あります。
色相は、R、Y、G、B、Pの5原色を更に分割、10色にし、さらに
4分割の40色で色見本として活用されています。
赤とか青とかのような、色合いの種類を表す色の基本的な指標
で、目に入る光の波長成分の分布によって、また、
物体の表面色の色相も、反射光の分光分布によって決まります。
明度は、色の明るさを表す指標で、反射面の反射率に関係します
が、そのものでは無いので注意。
なぜなら、反射率と明度の関係で、比例しない事からわかると・・。
反射率が高は白、低は黒になります。
彩度は、色の鮮やかさ、清濁を表す指標で、特定の波長成分
のみの多いときに彩度が高く、波長成分が平均化するほど
彩度が低下し、無彩色化する傾向があります。
例として、長波長成分が多は赤色、短波長成分が多は紫色、
そして全成分が平均して多は白色になります。
ちなみに、無彩色のNとは、「ニュートラル」のNだそうです。
混色は、減法混色と加法混色があり、減法はマンセル、
加法はXYZのそれぞれ表色系に使用されます。
減法混色は、イエロー(黄)シアン(青緑)マゼンタ(赤紫)の
3色に黒色の構成で、プリンターのインク色や絵の具のような
いわゆる色材3原色とされます。反射光により適応するそうです。
一方、加法混色は、カラーTVやPCモニターに用いられ、
R(赤)G(緑)B(青)の3色に白色の構成で、
直接光に適応、色光3原色とされます。
つぎに「XYZ表色系」。
光源色を表示し、物理的に等間隔の色立体です。
色度と測光量に支配され、重要なのは色度座標上の
原点が青、右が赤、上が緑、そして、右上共1/3の位置
に白色が存在します。そして、Yが測光量に対応しています。
最後に「オストワルト表色系」です。
これは、物体色を表し、物理的に等間隔の色立体です。
詳しくは、テキスト参照してください。
18年度の出題で、色彩の問題は、マンセル表色系の表示
方法が解答でしたが、他の4枝のち、3つはチンプンカンプン?
でした。
■色彩と心理
対比には、同時対比と継時対比があり、同時対比には
色相対比、明度対比、彩度対比、補色対比、面積効果の5種類
で、いわゆる目の錯覚によるものだとされます。
面積効果の検討などで、「測色」を行いますが、これは対象物の
色を測定して、表色系の記号で表す事です。
視感による測色とは、色見本と対象物の色を比較し、同じ色か
どうかを、人間の目で判断する事です。
継時対比は、補色残像により生ずる対比効果を言います。
太陽をじっと見た後に、目をつぶると、太陽の部分が青く見えたり、
赤色をじ~っと数十秒凝視した後に、今度は白い紙数十秒をみて、
まぶたを閉じますと、緑に見えたりします。(ワシは見えました!)
黄色の補色が青で、赤の補色は緑ですので・・・。
■色彩調和・環境調整
ジャッドの色彩調和論について少しだけ。
1.秩序性:色相環で、補色又は等間隔(規則的で単純明快)にある
色は調和する。
2.親近感:同じ色相で、明暗濃淡が異なる色(なじみのある組合せ)
は調和する。
3.共通性:色調、色相を共有する色(同色系)は調和する。
4.明瞭性:曖昧でない、明らかな違いのある色(違いがはっきりした)
は調和する。
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以上、「色彩」でした。
次回、音響につづく。