随分のびのびになっていた『写経』をしに薬師寺へ。
昼前に西ノ京駅に着き、軽く腹ごしらえをしてから、写経道場へ。
受付で申込用紙に記入をし、初めてのことを伝えると係りの方に誘導され、簡単な作法を教えていただく。
まず写経部屋の入り口で輪袈裟を受け取り首に掛け、丁子(グローブ)を口に含み身体の中を清める。
その後部屋の中央に有る像の香炉をまたいで、今度は身体の外を清める。
そうして席に付き、合掌後、机の上にある“写経観念文”を読み(ちょっと難解
)いざ写経!!
お手本の『般若心経』の上に和紙を重ね、文鎮で固定。
ゆっくりと墨を擦り始めてようやく少し落ち着いて徐々に集中力が高まってきた感じ。
お手本を写しなぞるだけとは言え、久しぶりの毛筆、一文字目を書き入れる時は随分緊張
かなりのスローペースではあったけれど、それでも少しずつ慣れてきて、
わからないながらも、何となく心に入ってくる一文字一文字を静かで穏やかな空間の中でなぞりました、、、
、、、途中までは~~~
隣の部屋が私語でやたら騒々しくなってきたかと思ったら、お経講座(?)らしきものが始まって、、、、、
雑念だらけの後半となってしまいましたが、もしかしてこれも修行???(笑)
なにはともあれ、無事270文字程ある『般若心経』を写し終え、最後に願い事、住所、氏名、日にちを書き込み納経箱におさめて終了。
ちなみにこの和紙は天平時代の和紙を復元したもので、1000年以上も持つのだとか。
この薬師寺の大講堂に納経され永代供養していただけるということだ。
写経料 二千円也~
これが、また東塔修復の費用に当てられるというのだから、嬉しい限りです。
たっぷり一時間半は掛かって写経道場を出たときはグッタリと疲れていたけれど、
もちろんその後、白鳳伽藍で時間を費やしたことは言うまでも無く~
そうそう、東僧坊に展示してある『千年釘』のコーナーに置いてある、小学五年生の教科書。
千年以上前に作られた古代の釘の驚くべき素晴らしさが、わかりやすく取り上げられていて、ちょっと、いや、かなり面白い。
薬師寺を訪れた際にはぜひ一読を~~~