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国会議事堂前〜永田町

もはや稲作風景は日本の原風景にあらず。

SNSに今盛んに稲刈り動画がアップされている。

新型の5条・6条刈りの1千数百万円の高額コンバインでこれ見よがしに刈り取る動画。

完全無農薬有機栽培との高額な米作りの動画。

今年も美味しい新米お届けします!

なんか違うんだよなぁ。

新米なら美味しい訳ではないし。

昔は小さなコンバイン、もしくは、バインダー、天日干し、ハーベスタ、で丹念に刈り取り、乾燥、脱穀して玄米にして出荷。
(それ以上昔は私感ではもう江戸時代と同等なので、日本の原始の風景なので比較対象外)

田植え、稲刈りは家族総出で作業。子ども達も落ち穂拾いのお手伝い?遊び?をしながら、田んぼを見ながら昼食や3時のおやつを皆で頬張る。それは、収入を伴う一代イベントなのだが、農村の原風景としては微笑ましい光景。

そんな動画を、昔ながらの丹念な作業の動画をSNSで見たい。

確かに、米価が下落し、耕作規模、農機具共に大型化無くして稲作農家は成り立たない。しかし、地域によって地平線とは言わないまでも、遠くの山脈までの一面の田んぼが大型農機具と軽トラックで一瞬で田植えが終わり、実った稲穂🌾が一瞬で刈り取られる風景はもはや、日本の原風景ではないのではないか?

原風景でないという事は、農家と言えども大家族でなく、核家族であると言う事。さらには、大半が農家でなく生産組合、もしくは会社的な団体である事。

都会の人達よ!

すでに、農村に日本の原風景を求めたらいけない!

もう少し時間が経過したならば、農村すら消滅する。

あるのは、田畑と限界集落のみ。
まあ、絵面的には原風景ではあるが、それは血の通わない、ダムに水没した村が渇水により現れた昔の風景と変わらない。
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