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むらさき綴り

( ´∀`)∩
思いつきでつらつらと…
それでも話題は偏り気味~

ザ・昭和

2006年01月17日 00時19分22秒 | 思いつき
そろそろ暗い過去から脱出するかな。


母は私が2年生に上がるときに自分で店を持ち、子供ふたりを連れて都内に引っ越してきた。私は長女なのに、妹の世話をするでもなく、本当に自己中だった。(今でも充分自己中ではあるが)
妹の幼稚園の送り迎えも母。夕飯を作り、私たちを置いて仕事に出て行くのはさぞ心配だったろう。姉の私は全然しっかりしていなかった。母が働いているのだから、本来なら長女である私は家事や妹の面倒くらいはしなければならないのに、逆に習字やソロバンの塾に行きたいとねだり、母は愚痴ひとつこぼさず、私を塾に行かせてくれた。

妹はよく泣く子だった。私が友人と遊びに出るのに着いて来たがる。それがうっとおしくて邪魔だった。今思えば鬼のような姉だ。

私はと言えば担任の先生にも恵まれ、小学校も中学校も美術と音楽は誉められた。私の学年の男女の混声コーラスはとてつもなく美しかった。学校でハモることの楽しさを覚え、家で妹に強要したが、思うようにならず、いじめた。また妹が泣く。泣くとイライラしてまたいじめる。ごめんよ…。

留守番の私たちは、テレビばかり見ていた。私は大人の番組を見て、石橋正次に惚れた。しびれた。
中学に入ると、洋楽ファンと歌謡曲ファンに別れたが私はジャクソン5のかっこよい黒さに今度はしびれた。時をずらして、テレビにフィンガー5が出てきた。「ふん。ジャクソン5のパクリじゃん」と思おうとして見たが、なんか、ドキドキした。すげぇじゃん。ジャクソン5よりすげぇじゃん。『個人授業』がブレイクしていたが、私はそのB面である『恋の研究』をギンザNOWで見て、ひと聴き惚れしてしまった。凸凹の背の5人が、同じ振り付けでちゃんとハモっている。か、かっこいい。そしてジャーメインジャクソンと同じ声を出す子がいる!ドの子だ?…この子だ!
その子は真ん中のお兄ちゃんだった。今までにない衝撃を受け、中学生で追っかけを始めてしまった。親が働いているのをいいことに、学校が終わると同級生と一緒にフィンガー5の家まで行って、テレビ局をはしごした。

バイトをしたいとせがんでも母には母のこだわりがあり、絶対に許してもらえなかった。高校生になって初めて郵便局の年賀状仕分けの仕事を学校公認でさせてもらい、その後は追っかけの費用を捻出するためにいろいろバイトした。熱があって学校を休んでもバイトは休まなかった。楽しかった。目標があったからだと思う。

高校時代はまるまるフィンガー5の追っかけに明け暮れた。でもウチにはルールがあって、どんなに遅くなっても必ず家に帰ってくること。友達の家にも泊まりに行ってはいけない。父親がいない分、母は父親役もしなければならず、ルールに関しては断固厳しかった。

18歳になるまでは。


つづく

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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うしゃ! (ぷう)
2006-01-17 23:51:20
やっとで出来た フィンガー5♪

これからは、半生、陽射しがさすのね。



私も妹の面倒見の悪い姉でした。

そゆのに限って、兄妹もののF5に惹かれるもんなのでしょうか ね(笑)。

 面倒見の悪さに対する「だって、お兄ちゃんが欲しかったんだもん」って言い訳も、今考えれば、全く理由になってないし…。



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