国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅の危機が増大している
絶滅危惧(きぐ)2類とされるフンボルトペンギンが
日本各地の動物園や水族館では増えすぎて繁殖を抑制するという
皮肉な状態になっており日本から繁殖のノウハウを『移転』する動きも出ている。
日本動物園水族館協会の調べによると国内では約70園で飼われ、
93年の971羽から02年には1533羽に増加し、ほとんどが国内で誕生している。
もともと温暖な地に生息しているため日本の気候にも適合したことに加え、
孵卵(ふらん)器でヒナをかえす技術や病気の治療法も確立され
順調に繁殖してきた。
約130羽を飼育している東京都江戸川区の都葛西臨海水族園では
年間200個以上の卵が産まれているが、約15年前から繁殖抑制のために
約9割は産卵後、石こうや紙粘土などで作った疑卵とすりかえている。
約20羽がいる大阪市天王寺区の天王寺動物園では00年ごろから疑卵を使い、
徳島市の、とくしま動物園でも繁殖を調整している。
その結果、全国で03年に1480羽になるなど最近は横ばいになっている。
研究者や飼育員らでつくる『ペンギン会議』(本部・千葉県船橋市)は今年3月に
チリの飼育担当者を日本に招き、繁殖技術を指導し、今後チリへ孵卵器を送る。
同会議の上田一生・研究員は
『日本の繁殖技術を原産地で役立ててほしい』と期待している。
【フンボルトペンギン】
南米原産。チリやペルーでは産卵場所の環境破壊、
餌であるイワシなどの乱獲などの影響で1996年に1万2000~1万3000羽だったが
2005年には約1万羽に減少し、年に野生の200~300羽が減少している。
絶滅危惧(きぐ)2類とされるフンボルトペンギンが
日本各地の動物園や水族館では増えすぎて繁殖を抑制するという
皮肉な状態になっており日本から繁殖のノウハウを『移転』する動きも出ている。
日本動物園水族館協会の調べによると国内では約70園で飼われ、
93年の971羽から02年には1533羽に増加し、ほとんどが国内で誕生している。
もともと温暖な地に生息しているため日本の気候にも適合したことに加え、
孵卵(ふらん)器でヒナをかえす技術や病気の治療法も確立され
順調に繁殖してきた。
約130羽を飼育している東京都江戸川区の都葛西臨海水族園では
年間200個以上の卵が産まれているが、約15年前から繁殖抑制のために
約9割は産卵後、石こうや紙粘土などで作った疑卵とすりかえている。
約20羽がいる大阪市天王寺区の天王寺動物園では00年ごろから疑卵を使い、
徳島市の、とくしま動物園でも繁殖を調整している。
その結果、全国で03年に1480羽になるなど最近は横ばいになっている。
研究者や飼育員らでつくる『ペンギン会議』(本部・千葉県船橋市)は今年3月に
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餌であるイワシなどの乱獲などの影響で1996年に1万2000~1万3000羽だったが
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