パラオ共和国(Republic of Palau)現地ではベラウとよばれている
首都 ダオブ島マルキョク州(2006年10月1日(パラオ共和国独立記念日)にコロール州から遷都)
人口/民族 19,717 人( 2003 年 7 月現在):人口の7割がパラオ人残り大半はフィリピン人で占められる。その他、中国,アメリカ、日本など多民族が移住している。
位置・地勢 南北およそ640Kmに渡り200以上の島々が散在するが、このうち人が住んでいるのは9島のみで残りの大多数は無人島。これらがパラオの景勝地、「ロックアイランド」として呼び親しまれている。地質はおもに火山島と隆起サンゴ礁による石灰岩島を含み、隆起サンゴの島々は長年の侵食によりマッシュルーム型の奇観を造りだし、ロックアイランドとして広く知られている。
時差 なし
言語 パラオ語・英語
基本的には英語だが、現地の年配の方々は戦時中に日本語の教育を受けていたため流暢な日本語を話せる方が多く、パラオ語は日本語がそのままパラオ語として使われている言葉が非常に多い。
海洋熱帯気候、高温多湿。年間平均気温はほぼ一定し28℃前後。
日本のような四季はなく、かわりに雨期(6-10月)と乾期(11月ー5月)とに分かれる。
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均気温(℃) 26.8 26.9 27.2 27.5 28.5 27.3 27.1 27.0 27.1 27.2 27.3 27.1
降水量(ml) 283 203 206 246 334 365 414 386 332 348 278 329
■パラオの歴史・文化
パラオの有史以前は未だに謎のままだが、調査によりパラオの人類存在は紀元(西暦)100年程前と言われている。また、パラオは各国により半世紀にも及ぶ統治を受け続けてきた為、現在も様々な文化が混在している反面、現在も尚、昔ながらの宗教・風習・伝統を重んじ、実際に伝統儀式が行われている。
1783年 イギリス船「アンテロープ号」の座礁(アラカベサン島沖)。パラオと西洋の接触が始まる。
1885年 スペインによる植民地化
1899年 ドイツによる植民地化
1914年 第1次世界大戦勃発
1920年 日本による統治開始
1922年 日本の南洋庁の設置(コロール)。日本の教育を行う。
1947年 国連太平洋信託統治領としてアメリカによる統治開始
1981年 パラオ憲法発布。自治政府の発足(初代大統領/ハルオ・レメリク)
1993年 第4代大統領/クニオ・ナカムラ(Kuniwo Nakamura)就任
1994年 パラオ共和国として独立。同年12月国連に加盟
1997年 ナカムラ大統領再任
2001年 トミー・レメンゲサウ第5大統領が就任
写真は 三島健一より
文面と地図は パラオ政府観光局より