出来上がった石臼をホームページに掲載する時には、必ず撮影します。
ホームページ上の商品は必ず現物の写真を載せる事で、材料の石材の特徴を注文主に見てもらう事にしております。
材料の石材は、１点づつ微妙な違いがあるために、代表画像では実際の商品と差があると困るので注意しております。
スタジオは倉庫の一角にあります。
白の化粧合板とヤフオクで買った照明が２台です。
ライトは２台あるので問題はなかとですが、なにしろ石材の色を正しく出すのが難しい。
そのままデジカメで撮ると、背景が真っ白なので露出がアンダーになるのと石の色がイマイチ違うふうになってしまう。
本来なら、露出計で石臼にあたっている光の量を計りマニュアルで撮影せんとイカンのですが、デジカメのレンズはズーム付きなので正確な露出の設定が難しい。昔のフィルム式の一眼レフのレンズにはズーム付きでも露出の調整が出来るように黄色の線がレンズの胴の部分に刻印されていたので、それなりに補正が出来たとですが、デジカメのせり出してくるレンズには何も印しはなく（取り扱い説明書にはあるとでしょうが）無理。
詳しく書きますと、カメラ側に付いている露出計は「反射式露出計」でありまして、本来の露出計の代用品であります。
露出は被写体にあたっている光の量で決まるのですが（正しくはシャッタースピードとの掛け算で表すのですが）、被写体まで近づけない場合などを簡易的に測定するのが目的で作られております。
「反射式」ですので、真っ白と真っ黒では反射率がまったく違いますが、、、、自然界の物体の反射の度合いをすべて？測定して、その平均値を１８パーセントとして設定してあります。
風景撮影などでは、この反射率１８パーセントで何も問題はありませんが、真っ白を画面全体で撮影するとカメラは「灰色」に写そうとして露出を下げてしまいます。逆に真っ黒の場合もカメラは「灰色」にしようと、この場合は露出を上げていきます。
一般の撮影では、この「反射率」を意識する必要はありませんが、商品撮影の場合は背景が真っ白だったり、特定の色が画面の大部分を占めるなどで、カメラまかせのオート撮影では実際の商品の色が全く違ってしまうとです。
私の場合も画面全体に黒の石を撮影するとグレーになってしまったり、白バックの影響で色がくすんで写ったりします。
で、、、最近はイロイロ試してみて方法があることに気づきました。
デジカメ特有の「ホワイトバランス」です。
フィルムカメラにはそんなものは有りませんが、デジタル特有の機能です。（逆に言うとデジタルの弱点と思うとですが、、、、）
撮影時にズームしたり構図をきめたら、一度画面を背景の真っ白の部分に振りそこで「ホワイトバランス」のセットモードで「ホワイトバランス」をセットしてから、元の構図にもどしてシャッターを押します。
非常に面倒ですが、ズームを変えたり被写体との距離が変わったりしたら「ホワイトバランス」の設定をやりなおします。
この繰り返しで撮影すると、、、、あら不思議、、ほぼ実物の色味の再現が出来ます。
30年程昔に印刷会社で写真の担当もしたことが有りまして、その頃はもちろんフィルムカメラしかなかったとですが、ビデオカメラは高価でしたが次第に一般的になり初めた頃です。
ついでに、当時の機材は中判カメラがウエストレベルファインダー（カメラの上から覗いて撮る）の「ゼンザブロニカの６×６判（ろくろくばん）」。フィルム側でアオリが出来る（普通はレンズとフィルムは平行ですが、この平行を変えてしまう）「マミヤプレスの６×９判」で、中判カメラと言うのは巾６センチのフィルムを使うので６×９判になるとフィルム面が６センチ×９センチもあります。
あと、３５ミリ判の普通のカメラはニコンのＦ３を自前で持っとりましてモータードライブを付けると２キロにもなるトンでもないカメラでしたが、引っ越しの騒ぎの中で行方不明になりそれっきりであります。たしかレンズ３本と一緒にカメラケースに入れとったと思うとですが、、、。
ついでにカメラで「アオリ」を使うとどうなるかを説明しますが、簡単に言うとテーブルに置かれた品物に絞りが開放状態でも完璧にピントを合わせる事が出来たり、全く逆に非常に狭い１点にのみピントを合わせ、それ以外の全部をボカスなどの芸当が割と簡単に出来るとですが、現在はそんな構造のカメラはなかですから、何の役にも立たん技術になってしまいました。
ホームページ上の商品は必ず現物の写真を載せる事で、材料の石材の特徴を注文主に見てもらう事にしております。
材料の石材は、１点づつ微妙な違いがあるために、代表画像では実際の商品と差があると困るので注意しております。
スタジオは倉庫の一角にあります。
白の化粧合板とヤフオクで買った照明が２台です。
ライトは２台あるので問題はなかとですが、なにしろ石材の色を正しく出すのが難しい。
そのままデジカメで撮ると、背景が真っ白なので露出がアンダーになるのと石の色がイマイチ違うふうになってしまう。
本来なら、露出計で石臼にあたっている光の量を計りマニュアルで撮影せんとイカンのですが、デジカメのレンズはズーム付きなので正確な露出の設定が難しい。昔のフィルム式の一眼レフのレンズにはズーム付きでも露出の調整が出来るように黄色の線がレンズの胴の部分に刻印されていたので、それなりに補正が出来たとですが、デジカメのせり出してくるレンズには何も印しはなく（取り扱い説明書にはあるとでしょうが）無理。
詳しく書きますと、カメラ側に付いている露出計は「反射式露出計」でありまして、本来の露出計の代用品であります。
露出は被写体にあたっている光の量で決まるのですが（正しくはシャッタースピードとの掛け算で表すのですが）、被写体まで近づけない場合などを簡易的に測定するのが目的で作られております。
「反射式」ですので、真っ白と真っ黒では反射率がまったく違いますが、、、、自然界の物体の反射の度合いをすべて？測定して、その平均値を１８パーセントとして設定してあります。
風景撮影などでは、この反射率１８パーセントで何も問題はありませんが、真っ白を画面全体で撮影するとカメラは「灰色」に写そうとして露出を下げてしまいます。逆に真っ黒の場合もカメラは「灰色」にしようと、この場合は露出を上げていきます。
一般の撮影では、この「反射率」を意識する必要はありませんが、商品撮影の場合は背景が真っ白だったり、特定の色が画面の大部分を占めるなどで、カメラまかせのオート撮影では実際の商品の色が全く違ってしまうとです。
私の場合も画面全体に黒の石を撮影するとグレーになってしまったり、白バックの影響で色がくすんで写ったりします。
で、、、最近はイロイロ試してみて方法があることに気づきました。
デジカメ特有の「ホワイトバランス」です。
フィルムカメラにはそんなものは有りませんが、デジタル特有の機能です。（逆に言うとデジタルの弱点と思うとですが、、、、）
撮影時にズームしたり構図をきめたら、一度画面を背景の真っ白の部分に振りそこで「ホワイトバランス」のセットモードで「ホワイトバランス」をセットしてから、元の構図にもどしてシャッターを押します。
非常に面倒ですが、ズームを変えたり被写体との距離が変わったりしたら「ホワイトバランス」の設定をやりなおします。
この繰り返しで撮影すると、、、、あら不思議、、ほぼ実物の色味の再現が出来ます。
30年程昔に印刷会社で写真の担当もしたことが有りまして、その頃はもちろんフィルムカメラしかなかったとですが、ビデオカメラは高価でしたが次第に一般的になり初めた頃です。
ついでに、当時の機材は中判カメラがウエストレベルファインダー（カメラの上から覗いて撮る）の「ゼンザブロニカの６×６判（ろくろくばん）」。フィルム側でアオリが出来る（普通はレンズとフィルムは平行ですが、この平行を変えてしまう）「マミヤプレスの６×９判」で、中判カメラと言うのは巾６センチのフィルムを使うので６×９判になるとフィルム面が６センチ×９センチもあります。
あと、３５ミリ判の普通のカメラはニコンのＦ３を自前で持っとりましてモータードライブを付けると２キロにもなるトンでもないカメラでしたが、引っ越しの騒ぎの中で行方不明になりそれっきりであります。たしかレンズ３本と一緒にカメラケースに入れとったと思うとですが、、、。
ついでにカメラで「アオリ」を使うとどうなるかを説明しますが、簡単に言うとテーブルに置かれた品物に絞りが開放状態でも完璧にピントを合わせる事が出来たり、全く逆に非常に狭い１点にのみピントを合わせ、それ以外の全部をボカスなどの芸当が割と簡単に出来るとですが、現在はそんな構造のカメラはなかですから、何の役にも立たん技術になってしまいました。
