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９月１６日の火曜日、民主党市会議員団の管内視察で、川崎重工業が研究開発している架線・蓄電池併用式超低床電車 (ＬＲＶ)のＳＷＩＭＯ‐Ｘを川崎重工㈱播磨工場にお邪魔して、試験車両に試乗させていただくなど、最新の技術を見聞してきました。
川崎重工が開発中の「ＳＷＩＭＯ」は、車載用「ギガセル」電池（※１）を備え、架線を不要とする超低床電池駆動ＬＲＶです。
現在、１０キロメートル程度は、電池のみで走れると開発担当者の方から説明をうけました。
ちなみに「ＳＷＩＭＯ」とは「Smoothな乗降、Smoothな非電化区間への直通運転を達成する（Win）移動手段（MOover）というコンセプトから名付けられたとのことです。
「ＳＷＩＭＯ」は、「人に優しく、地球に優しい。そして、鉄道事業者に優しい」とのことでした。
[人に優しい]
床と乗降場の段差を極力小さくした、超低床バリアフリー電車で、特に客室の床は全面平坦で、通常床下にある装置類は屋根上に搭載されているのことでした。
[地球に優しい]
他の交通機関と比較し、ＣＯ２排出量が少ない、地球に優しい乗り物です。
[鉄道事業者に優しい]
搭載した電池のエネルギーを利用して、変電所から離れた場合等の架線電圧低下に対応できることから、変電所数を減らし、間隔を広げることが可能で、メンテナンスを軽減でき、さらに、ある程度の距離を架線からの電力供給を受けずに走行でき、非電化区間の走行も可能なことから、一部区間で架線のないシステムを実現することができ、優れた都市景観を作り出すことが可能だと言うことです。
※１
ニッケル水素電池「ギガセル」は、大容量・高速の充放電に最適な電池で、鉛やナトリウム、リチウムのような有害物、危険物を使用しないことから、環境適合性や安全性に優れるとともに、分解が容易な構造でリサイクル性にも優れているようです。
当日は、このほか垂水小学校の耐震化工事他についても調査をし、教育委員会から工事概要等をお聞きしました。
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