風信子

日々の思いを綴りたい~♪

ヴァラドンの缶

2009-06-25 23:17:22 | Weblog
シュザンヌ・ヴァラドンの絵がプリントされている缶。
中味より缶に惹かれて買ったもの。
何年か前に展覧会があって、そのときヴァラドンの絵も
ありました。
もともと絵描きのモデルだった人。何人もの芸術家たちの恋人に
なっていた人らしい。
ユトリロは彼女の息子。
愛されなかったユトリロは精神を病み、芸術を残した。

芸術なんか残さなくても、愛されて幸せな息子だった方がいい!
私はヴァラドンのような女は嫌いだ。
でも、彼女のこの絵は好き・・・う~n納得いかない

バラの庭

2009-06-24 21:30:27 | Weblog
彼女は革の手袋をして、質の良い鋏を
大胆に使う。
枝振りを眺め、シュートを惜しげもなく切ってしまう。

その人にしっくり馴染む庭になるには10年かかると言った。
10年かぁ・・・考えてみればあっという間だ。

私はバラが好きだ。本が好きなように、紅茶が好きなように
犬が好きなように、バラが好きだ。
彼女の「バラが好き」とは少し・・いやだいぶ違うような気がする。

美を商う人たち

2009-06-07 16:19:26 | Weblog
県都には、若者が行くショッピング地区と、
マダム御用達のお店が連なる地区がある。
いつもはカジュアルな流行服のある若者地区を
歩くのだが、安価な若者服を買って、美味しくもない
珈琲を飲み、行儀の悪い若者混みにうんざりして帰る。
昨日はマダム御用達地区。古くからある老舗のデパートに
久しぶりに行ってみた。

これが意外な発見あり~
落ち着いて静かなのに、華やいだ雰囲気があり、
品物は確かに高いけれど、趣味が良くて、心惹かれる。
スーパーのオバチャン然とした店員がいなかったのが
何よりよかった!
丁寧で、押し付けがましくない対応と、言葉使いの
柔らかさ、暖かさと美しさはとても大事。。
やっぱりスタッフの力量だね!
あ~~いよいよ私もこの地区を好む域に達したか?



ベンチ

2009-06-03 20:41:18 | Weblog
雨が降るのに、白々と明るい午後
待っていた
もうかなり時間が過ぎている
来ないのかもしれない

不思議に気持ちはたいらだ
だから・・・終わってしまうのだろう

マリアカラスという名の薔薇は
燃え上がる情念のような色をしている
今、そこに霧雨が積もる

冷やされてほっとしている自分がいて
白い薔薇を見ている



薔薇

2009-06-02 19:45:33 | Weblog
一輪でも、ブッシュになっていても・・・
棘があってもなくても・・・
薔薇は魅力的だ。

華やかだったり、清楚だったり・・・
どんな表情にも人は惹かれる。


薔薇の思い出

私の家には庭があったが、薔薇はなかった。
友人の家にはあった。
垣根に絡んで咲くツル薔薇。色は赤紫で、
小さくて房咲きだった。
棘はもちろんあって、小さな薔薇にふさわしい
細い棘だった。

あれは、ままごと遊びの途中だったろうか・・・
かくれんぼの途中だったろうか・・・
何をしていたのか思い出せないが、
あの時の薔薇は、色彩と棘の感触と香りを、
今も鮮やかに描ける。