昨年7月1日の下り線高架化から約1年。6月の終わりになり再び線路が切替えられついに完成形になりました。
今回は7月3日の様子を紹介します。
まずは下り
海老名駅を発車

相変わらずここで60キロ制限がかかります。
写真中央右側、高架線に上がる部分で未だ側壁の工事中です。

前回4月の時点では上下線の中央には砂利が敷かれていませんでしたが、今回は砂利が敷き詰められています。

今回の変化点。
下り線が仮高架橋から本設の高架線に切り替えられています。
前回はこの辺りから45キロ制限でしたが撤廃されています(60キロ制限のまま)
仮高架橋への分岐部分、幅が広くなる感じで側壁が作られているのが気になります。
完成後もなにか装置がおかれるなど、使う予定があるのでしょうか?

左側には下り線用の仮高架橋が見えます。
信号機のところから45キロ制限になります

厚木駅が見えてきて工事区間は終了です。
厚木駅の直前で速度制限が解除されています。
若干工事が残っているようですが、高架線としてはほぼ完成形になりました。
次は上り線の様子です。

厚木駅を出るとすぐに45キロ制限になります。

この部分の架線柱、仮上り線・新上り線・新下り線・仮下り線と一挙に4線分~3線分を跨ぐ幅の広いものが使われています。
いずれは、通常の複線分用のものに交換されるのでしょうか?

ここで60キロ制限になります。
この先、海老名駅手前の片渡り線のところまで60キロ制限のままです
右端に見える白いビルは旧海老名市役所の跡地に建てられたオークラフロンティアホテル
工事と関係ないですが、海老名にはこれしかホテルがないですね。
ショッパーズプラザの横に「仮称・海老名ホテル」というのが建設中ですが・・。

この辺りはまだ砂利が敷かれていません。

下り坂を降りて海老名駅に到着です。
この海老名~厚木の高架工事で特徴的だった厚木駅近くの下り線の仮設高架橋がついに、本設の高架線に切替えられました。
この部分は、工事前→地上の仮線→仮設の高架橋→本設の高架橋と3回切替られた事になります。
相模川を渡る関係もあり厚木駅は最初から高架でしたが、その盛り土の坂を崩して新設の高架線を接続するために、このような手間をかけていると思われます。
単純に高架工事といえども色々手間が掛かる事や、下り線が高架になってから完成形になるまで1年。
更に仮線に切り替えられた2004年から起算すれば4年目であること。
厚木~海老名という決して長くはない1駅間の高架工事に4年かかるのは、長いというべきか、それでも工事前の状況を知っている自分にはあっという間なのか。
思うところはあります。
「海老名~厚木間」の高架化工事にの状況を今回も含め4回に渡り書きましたが、次に書く時が一応の最後になりそうです。
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撮影日 08年7月3日夕方
実際には上り→下りの順で撮影しています
08/7/8 3:55UP