さて前回紹介したトミックスのスクエアビル。
この製品、成形色が今一つでそのままモジュールに置けない、塗装しようにも窓ガラスが外れないので外壁の塗装が難しいという今一つ困った状態ですが・・・。

まずはビル全体をマスキングして屋根をグレー(MrカラーのNo35・明灰白色)で塗ります。また外しておいた床板も同じく塗ります
スプレーでの塗装は慣れていないとムラが出来たり失敗してしまいますが、実物の路面や建物を見ると新築直後でもない限り結構雨跡などで汚れていたり、日焼けしていたりするものなので・・
なのでムラが出来てもウェザリングのようなものだと割り切れば・・・。ということで、ストラクチャーや路面の塗装は車両の塗装に較べて気軽に出来るのがいいですね

初心者や不慣れな人はストラクチャーの塗装で慣れてから車両を塗装に移るのが実はお勧めだと思います。

窓部分を大まかにマスキングして一応?気休めにつや消しクリアをスプレーしておきます。

こちら横浜の馬車道駅近くでみかけたビル。1階が店舗・上層がマンションという複合的なビルです
このビルの1~2階部分は表面にレンガ模様の装飾を施していて景観がいいですね。
このビルの真似をして表面にシールで装飾することにします
本当はこういう1階が店舗、上がマンション(アパート)という形状のビルをモジュールに配置したかったのですが、ちょうどいいのが製品化されていないのが残念です

今回、この以前に買ってあった光沢ラベル用紙を使うとします。

A-oneのラベル屋さん.comというアプリを使って、Web素材で見つけたレンガ模様をはがきサイズの用紙一面に配置します。
このラベル屋さん.comアプリはダウンロード版の他、インストール不要でWeb上で使えるバージョンもあるので手軽ですね。私は一度PDFで出力してそれを印刷しています。PDFを保存しておけば今後必要になってもその都度印刷できるので・・

印刷したところ

現物あわせで寸法を測りながらカットして貼っていきます

窓部分が結構面倒ですが・・・、切り口の塗料が剥がれて白くなってしまうのが残念ですね・・。また爪を立てると塗料が剥がれてしまうので要注意。爪を切ってから始めた方がいいかも・・
白が目立つ部分はグレーのマニキュアを塗って誤魔化しておきます。
今回、光沢シール用紙を使いましたが、デカール用紙などを使った方がもっと実感的になるかも
今回、正面と左側面のみ貼りました。右側面はとなりの建物と隣接しているので分からない、後ろは森なので装飾は省略・・・ビルのオーナーが目立たない部分は装飾を省いて節約したという設定で


先ほどのアプリで看板のシールも作ります。
文字の大きさはポイント数で設定しますが、Webで検索すると「10ポイント文字で3.53mm」のような対照表が出てくるので付属のシールの文字の大きさを参考に似たサイズで作ります。

ヤマトン推しな現実にあると嬉しいビルになりました

お店の名前に地名を入れたりで、モジュールの設定の大和市らしさを出します

1・2階がクリニック。3階が保育所という設定ですね。クリニックと連携して病児保育もやってそう
LRT路線がある=現実に較べて街の人口が多い。ということで子育て支援施設を充実させないと

LRTを新設するときに線路を通す場所を確保する為に道路脇を用地買収して拡幅しているはずですが、このビルは道路拡幅後に新たに建築された。という設定ですね。
ネット検索で見る限り「上草柳クリニック」も「まほろば保育所」も現時点では実存していないはず・・。

屋上の塔屋(階段室)の扉パーツを外して、クリーム色のマニュキュアで塗っておきます。
塔屋自体はグレーのスプレーで塗装します

もう一つ、このままモジュールに取り付けると、台座の厚みの2mm分、歩道との間に段差が出来てしまいます。
やすりで台座の角を削る感じで削って緩いスロープ状にして段差を出来るだけ減らしておきます。

屋根上の塔屋と柵を接着して完成。後はモジュールに取り付けるだけですね
<次回に続く>
2018/9/13 00:05(JST)