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JR東日本パスと東北新幹線の放射線量

既に既報ですが「JR東日本パス」というフリーきっぷがJR東日本より発売されます。

JR東日本公式サイト「JR東日本パス」の案内ページ
http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?mode=top&GoodsCd=1708

1日有効で発売額1万円
利用可能期間は、「平成23年6月11日~平成23年6月20日・平成23年7月9日~平成23年7月18日」
JR東日本の新幹線・特急列車も含め自由席が乗り放題+指定席2回まで利用可能
という通常の値段を考えると、お得感があるきっぷです。

「旅行に行きたいな~」と思っていた私には一見丁度良さそうですが・・・

当日限り有効なのでやはり日帰りか・・・
1日中列車に乗り続け。になるのは、疲れるのと何処も見れずに終わるので避けたいところ。
片道で1万円超えるような、新潟・長野・仙台・山形か盛岡の単純往復あたりでも無難に元は取れますが・・・
どうもお得な使い方は難しい印象です。

前から○○に行きたいと思っていたんだけど・・とか、ちょうど○○に行く用事が・・
などがあるなら話は別だとは思うのですが・・

片道を高速バスなど他の交通機関と組み合わせてどこかで1泊というのも一案かもですが・・


ここで気になる記事を掲示しておきます。

「原子力緊急事態宣言」ブログ
http://phnetwork.blogspot.com/2011/05/blog-post_18.html?spref=tw
の記事
米国が東北新幹線の被ばく量や健康基準を超過した駅名を公表(2011.5.18)
http://phnetwork.blogspot.com/2011/05/blog-post_18.html?spref=tw
によれば

(引用)

米国エネルギー省は5月3日に実施した東京駅から仙台駅(東北新幹線)区間の放射線測定結果を発表しました。その結果、全ての米軍基地・施設で健康リスクが認められる32μR/hr(0.32μSv/hr)を下回りましたが、福島駅は44μR/hr、郡山駅は52μR/hr、新白河駅は40μR/hr、那須塩原駅は46μR/hrで基準を上回りました(単位はマイクロレム/時)。

また、東北新幹線で東京仙台間を片道乗車すると0.4μSV被ばくすることが判りました。


(ここまで)

この記事内容からすれば、基準を超えた那須塩原~福島間の駅で
途中下車せずに通過するだけなら問題は少ないとも考えられますが、
「駅の外はもっと数値が高い可能性」を考慮すれば、
運行トラブルや余震等の影響による長時間停車や運転中止などのリスクの可能性も捨て切れません。

また同記事内の記述に
「米国は原発から80キロ離れるように勧告しており、少なくとも妊婦、小児、妊娠可能な女性は疎開した方が良い。」
と記述されています。

また私が確認したものでは、5月20日時点でのカナダ政府発表の日本渡航情報では、福島第一原子力発電所80キロ圏内は「全ての旅行の自粛」との警告が出ているようです。(英語の原文を私が読んだので訳は不正確ですが・・)

参考リンク
http://www.voyage.gc.ca/countries_pays/report_rapport-eng.asp?id=140000
(少し下の方に「Fukushima nuclear power plant and surrounding areas」の項が)

ちなみ上記各新幹線駅から福島第一原子力発電所までの直線距離を地図で測ると
那須塩原駅 105キロ   新白河駅 82キロ   郡山駅 57キロ   福島駅 61キロ
(参考:白石蔵王駅 72キロ)
となります。


これらの数値や情報をどう考えるかによりますが、
直ちに健康に影響が出るような値でなくても、将来の健康を考えれば
「無用な被曝はしないに越したことはない」のスタンスを取ることを基本とすれば、
俗にいう乗り鉄旅行や目的の定まっていない観光旅行など
「どうしても行かなくてはいけない用事」でない不要不急の旅行での
東北新幹線(在来線の東北線ももちろん)の乗車は原発事故が収束するまでの当面の間は
避けた方が良いのかなと私は思います。

******

となると・・、冒頭で書いた「東日本パス」ですが、
これを使うとなれば、新幹線では東北方面はNG、上越・長野方面で・・ということになります。
さてさて・・・ますますお得な使い方が難しくなってきますね。

単純往復ではなくP字型などの循環経路なら、びゅうや旅行会社の割安なプランなども使えないので、
この期に・・というお得感もありますが、日帰りという制限を考えると・・ですね。

私のところからだと、国府津~東京の往復分もフリーパスに含まれる。
(ただし特急は有効時間帯にはないので普通列車のみ)
のでそういう面では、このきっぷがお得な点の一つではあるのですが・・・。


目的地が明確に定まっていない上で、旅行プランを考える上でもっとも重要なのは
「通常の値段よりも○○円も安い」ということではなく「総予算ありき」であるということです。
いくら自分が出せる範囲であったとしても、それだけの金額を出すなら
もっと長期間の別の旅行に行ったほうがいいカナ?
のようなプランも出てくるわけです。

ということで、もう少し色々検討してみようとは思うのですが、なかなか難しいものですね。

2011/5/23 2:37(JST)

コメント一覧

きよぴ
渋谷に行ったので109にも寄りましたよ。
プレセールようなのをやってました。
マーズも見たんだけど、イマイチ決め手にかけるというか・・・
買うには至りませんでした。選ぶのも難しいものですね
カーディガンが欲しいのですが

自己投資の次は旅行など顕示する方法を考えないとですね
漣みさき
東パス、大盛況のようですね。
この手の企画切符は、房総地区在住の身としては、東京に出るまでに既に房総特急が利用できるので、実質2500円引きの7500円のようなものですので、長野・新潟・郡山あたりでも割安感がありそうですね。
 
ただ、鉄道の定価と比べると・・・という前提条件がつくわけで、最安値の移動手段、例えば東京から往復1万円前後のバス路線の到達地より遠方でなければ、割安感が薄らいでしまいます。
そうなると最低でも盛岡あたりまで欲張りたくなります。
 
まあ、このあたりの感覚は、大盛り同額とラーメン店でいわれてつい大盛りを頼んで、食べすぎて後悔するのと似ているので、電車に乗ってばかりで全く観光が出来なかった、というのでは何のための1万円なのか、と笑い話になってしまいますもの。
そう考えると、決して絶賛すべき切符でもないのかもしれません。
 
そうそう、1万円あれば、今年流行りのサンダルとアンクやマーズのワンピ揃えてもおつりが来る金額ですよね。
鉄道趣味より自己投資ですよ。
 
きよぴ
私が思いついた良さそうな行程としては、
1日目別払い、新宿→小諸(高速バス)・小諸→屋代(しなの鉄道)・屋代→長野(長野電鉄)
2日目パス使用、長野→直江津→新潟。新潟で遊んで夜に新潟→東京
といった感じですね。
とはいえ、これでも2日目の新潟に着くのは昼頃なので、
新潟で遊べる時間も考えるとちょっと微妙かな?といった感じはありますね。

ちなみに1日目は新宿からで概算で4400円というところで・・
MAKIKYU
http://blog.goo.ne.jp/makikyu
こんにちは。

こちらは既に手元にこの乗車券が1枚ありますが、元々普通列車や高速バスなど時間はかかるものの、
安い交通機関で1泊程度で…と思っていた所へ、新幹線や特急乗り放題で1万円なら日帰りもアリ、という事でこの乗車券を利用する予定に変更したものです。

勤務先にはグループで「はやぶさ往復青森日帰り」などという、とんでもないハードプランを実行しようとしている人間(それも鉄道好きではない)もいますが、現状では新幹線の所要時間が延びている上に、往復はやぶさ利用となると青森市内滞在時間も大幅に限られますので、せいぜい片道はやぶさ+片道はやて下り始発or上り最終が限度で、この様な使い方はしたくないものです。

とはいえ日帰りで無理なく行ける所となると、概ね18きっぷでの1泊旅行圏内程度かと思いますので、ビジネス利用(首都圏発の仙台日帰り出張など)や列車乗り続け以外の使い方となると、使い方次第ではそれなりに得な乗車券とはいえ、18きっぷなどを常用する立場からみれば、物凄く使い勝手の良い乗車券という程ではない気がします。

ただこの他に東北新幹線やまびこ号自由席の割安な企画乗車券設定などもありますので、行きにJR東日本パスではやぶさorはやて号で距離を稼いだ後に現地在来線などを利用、その後着地をバスなどで動き回り、帰りにやまびこ号を使うといった旅行形態であれば、設定日時と旅程が一致すれば悪くないと思います。

とはいえこのきっぷは高速バスなどで長い時間をかける程の余裕はないものの、そこそこの値段と快適性で遠くへ行きたいか、目玉のはやぶさ号に乗りたいといった利用者向けといった所で、東北へも安く行きたければやまびこ自由席の企画乗車券はともかく、こちらは使い勝手が限られますね。
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