(新)八草きよぴ(kiyop)非公式モリゾー愛ブログだトン

南足柄市郷土資料館「鉄道模型と駅弁掛紙展」に行って来たよ

さて旅行記の途中ですが・・・・
4日の金曜日に南足柄市にある南足柄郷土資料館で開催されている「鉄道模型と駅弁掛紙展」を見学してきました。

南足柄市郷土資料館というのは、大雄山(道了尊)の山中の一角にある、丸太の森に併設された資料館。
近くには「足柄ふれあいの村」というのもあり、NHKの「モリゾー・キッコロ森に行こうよ」のロケ地にもなっています。
モリゾウがいそうな山中ですが、モリンピック中だからか発見できませんでした。

ちなみに郷土資料館に行くのは初めて。



丸太の森駐車場から見ると・・・(駐車場は無料でした)
右奥の高いところにあるのが、目的の郷土資料館

郷土資料館に行く場合、手前の管理事務所で「郷土資料館に行く旨」を伝えてから向います。



管理事務所でこの「通行手形」なる札を受け取ります。
かって矢倉沢に関所があった関係かこの辺りは古東海道のルートだったからか、なかなか厳密な管理が・・



入場料金は大人400円・こども200円。丸太の森の入場券を持っている場合は半額だそうです。

まず入ってすぐのところに展示が



かっての駅弁の立ち売り風景の再現した展示
国府津駅でも昭和50年代前半頃までは駅弁の立ち売りがあったようで・・・
御殿場線ホームには近年まで駅弁専門の売店もありましたが、
2006年頃の115系撤退とあわせるかのように廃止されました。



こちらは駅弁のパッケージの展示
小田原の東華軒のものが中心ですが、一部それ以外の駅弁も・・・。
ただどこの駅の駅弁なのか表記が無いのが残念

後の壁面には雑誌の「とれいん誌」で昨年小田原界隈の鉄道特集を行った際の紙面が展示されています。


さて、特別展の展示室のほうに移動します。



こちらは模型展示。香港や台湾など海外の車両も展示されています
香港の2階建てトラムはやはり背が高い!車体が短いから尚更高く見えますね



こちらは江ノ電などの模型展示
模型展示はこの他に東海道線の列車なども展示されていましたが、御当地の有名人?金太郎の名を冠したEH500の展示が無かったのは残念。
東海道線に縁があまり無い機関車とはいえ「金太郎」の名を冠した機関車がいる。というのも紹介があると良かったと思うのですが・・・

昨年も類似の展示会があり、伊豆箱根鉄道の車両なども展示されたそうですが今回は無かったそうです・・。



車内で駅弁を食べるにはお茶も欲しいところ。こちらは瀬戸物のお茶容器の展示
この他に1980~1990年代頃まで活躍したプラスチックのお茶容器も展示されています。
私が子供の頃は列車内でお茶といえば、まだプラスチック製の容器が活躍していました。
蓋を湯飲み代わりに飲んだりして思い出深いですが、
いつの間にか缶やペットボトルのお茶が台頭して姿を消してしまいましたね。



駅弁の掛け紙展示
近場なんで小田原の東華軒の弁当はちょくちょく食べたことがありますが、「椎茸弁当」など存在を知らなかったものや、近年まで残っていて何回か食べた覚えがあるものなど色々あって面白いです。
同じ弁当でも時代と共にデザインが変化していたりというのもあるようで。

ちなみに小田原駅は小田急の改札の向かい辺りにある土産物屋の一角で東華軒やそれ以外のお店のお弁当が色々売られていて、(広義の)駅弁購入という面では結構充実しています。

ただ残念なのはパッケージや掛け紙だけで中身がわからないこと。
デジカメが普及する以前は駅弁の中身の写真を撮る人も少なかったのかもですが、写真が無理でも簡単なイラストでも中身がどんなだったのか分かると面白いのですが残念・・・



庭にはテトロという手漕ぎトロッコの周回線路が引かれていました。別途100円で体験できるそうです。
これは8月12日までだそうです。

この他に常設展示場もあって、中世の足柄の農村の暮らし、道了尊参拝客の宿場として賑わった関本宿の歴史などの郷土展示。また全国の金太郎の人形を集めた金太郎の展示コーナーがありました。



これは常設展で発見した、明治末期の足柄周辺の交通図
国府津から小田原方面の現東海道線や小田急線・大雄山線は未開業。
国府津~小田原~湯本の小田原電気鉄道や熱海軽便鉄道の時代。
当時大雄山方面へは松田から乗合馬車が出ていたそうですが・・(この図では未表記)


話によれば特別展の展示史料は小田原と松田の収集家氏の提供だそうです。
また館内の撮影は大丈夫とのことでした。


平日の午後ということもあってか、この時はガラガラ。他に見学者はいませんでした。
郷土資料館が併設されている丸太の森や近くの足柄ふれあいの村は、学校行事その他で子供達の団体が結構くるようなので、それにあわせて鉄道の展示を開催しているのかもですね。


この南足柄市郷土資料館、残念ながら交通の便は悪く、車でないと行きづらい場所。
公共交通で行く場合は、大雄山駅~道了尊のバス(伊豆箱根鉄道)の「おんりーゆー前」経由便で「おんりーゆー前」から徒歩5~10分ですが、1日3本しかありません。非経由便でも「丸太の森入口」から徒歩20分ぐらいで行けそうですが詳細は不明です。

今回の「鉄道模型と駅弁の掛紙展」は8月31日まで開催。季節ごとに特別展をやっているそうです。

ちなみにこの辺りでは一番の名所は道了尊こと大雄山最乗寺ですが、最乗寺の辺りから明神ヶ岳を越え強羅方面まで、途中で温泉開発をしつつロープウェーで結ぼうという計画もかってあったそうで、今でも温泉掘削の資材運搬用の仮索道の遺構も残ってるんだとか。以前の小田原鉄道歴史愛好会の展示会で知った話ですが・・

2012/8/7 2:52(JST)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「鉄道関係のその他の話題(railway)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事