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2016年9月福井の旅(その3・北陸トンネルを通過)


さてしらさぎ7号に乗って敦賀駅に到着すでに福井県内に入っています
敦賀に来るのも初めてですが、ここは先を急ぎ駅から出ずに福井方面の普通列車に乗換えます。ホームの雰囲気をみると、ホームの幅もせまめで思っていたよりもローカルな雰囲気を感じるような。


敦賀から福井方面は普通列車が概ね毎時1本ですが、特急は名古屋・米原からのしらさぎ号に大阪からのサンダーバード号が毎時2~3本という完全な特急街道の様相な路線です。


しらさぎ号の次に大阪からのサンダーバード号が到着。こちらは先ほどの681系よりも新しい683系。こっちの方が車体に丸みがあるように見えますね

福井行きの普通列車はサンダーバード号の次に発車。しらさぎ号到着から15分後の13時40分に発車です、
先ほどのしらさぎ号も下車駅の武生駅に停車するので、そのまま乗っていれば武生駅に約30分早く着きますが+1100円ぐらいかかるのと、521系には乗ったことがないので。

仮に途中で特急列車を使わずに完全に青春18きっぷを使ったとすると、敦賀14時40分発になるので1時間遅くなります。


敦賀発福井行の普通列車は521系の2両編成。
車内はドア間5列配置転換クロスシートで車両中央のドア横にのみ補助席設置。雰囲気的には223系を2両にしたような印象ですね。


前面の転落防止用の柵というか耳がよく目立っていますね。写真では見たことがあったけど実物だとそれ以上のインパクトのような


椅子に座った第一印象は座面(背もたれではない下の部分)が固い今まで乗ってきた列車はもっと柔らかかったんだけど・・まるで金属の板にモケットを貼ったのかと思うぐらい。

さて敦賀駅を発車してすぐに架線電流の直流・交流切替のデッドセクションを通過します。
北陸線の直流・交流切替点はもともとは米原駅付近だったのが、長浜駅の敦賀側、更に現在の敦賀駅の福井側と、JRになってからの北陸線の普通列車増発にあわせてどんどん東側に移転していますね。
昔は交流直流切替点で室内灯が非常灯を残して消えたのでわかりやすかったですが、今は予備知識+徐行とも高速走行とも言えない速度でダラダラ走る雰囲気でわかるような(切替中は走行用電源が切れるので・・)

さてその先で北陸トンネルに突入。北陸トンネルといえば1962年に開業した総延長13.8kmのトンネル。
在来線用では青函トンネルに次いで長いような長大トンネルですが、なんといっても?北陸トンネルを有名にしたのは1972年の北陸トンネル火災事故。私も子供のころに父親に話を聞かされたりで知っているものですが、敦賀から下車駅の武生までの間のこの列車では北陸トンネル通過が注目点です。

火災事故というのは、深夜に北陸トンネル内を通過中の「夜行急行列車きたぐに号」の営業終了後の食堂車から出火。当時のマニュアルによりトンネル内の中央部分に緊急停車したものの、消火活動以前に避難誘導に難航し結局30人が死亡し714人が負傷という大惨事となったもの。

詳しくは北陸トンネル事故の詳しいレポートを載せているサイトや書物などを参照して・・ですが、

「運良くに対向列車がトンネル手前で足止めされて被害拡大を防いだ上に避難活動に役立った」
「トンネル開通当初に地元消防からの火災対策要請を断った」
「3年前にもトンネル内で火災事故が起きたものの、偶然に死傷者が出なかったことを幸いに対策を怠ったことが、きたぐに号事故の遠因になった」
「1980年代まで裁判が続いたものの国鉄の組織としての責任は追及されず」

といった感じで、当時の国鉄の不手際感を強く感じる上に、現代の2005年福知山線脱線事故や2011年の北海道の石勝線トンネル内脱線火災事故などにも通じる問題点など悪しき側面を感じます。

そんな大事故があったトンネル、「窓から外を見てると霊が見える」とか、その手の話もあるのカナ?とか思いながら何気なく窓からトンネルの壁を見たりしていると、車掌が検札に回ってきました。
北陸トンネルを挟む敦賀駅から隣の南今庄駅までは所要10分強。検札に回るにはちょうどいい時間なんでしょうが、今日び普通列車での検札は珍しいですね。

長いトンネルをようやく?抜けたところで山に挟まれた平地にあるような小駅の南今庄駅に到着。周囲に人家も少なく「北陸トンネル 今庄側坑口→」のような道標看板が印象的です
北陸トンネルのような長いトンネルは県境かその近くにありそうなイメージがありますが、福井県の主要都市、福井と敦賀を結ぶ間にあるというのは特徴的かも。


線路と少し距離をおいて(地図的には)北陸自動車道と思われる道路を発見。帰りは高速バスの予定なので帰りに通るはずですが・・東名高速道路と較べると主要幹線高速道路というのが信じられない貧弱ぶりのような。


写真は武生駅舎
敦賀から30分ちょい、14時12分に下車駅の武生に到着です
一応の目的地は福井ですが、今回の目的の一つ福井鉄道は武生から福井に向かって出ているので、目的地に着いたようなものここから先は福井鉄道に乗ります。

駅の隣のホテルなどが入っているビルの中に観光案内所があるようだったので、福井鉄道の駅に向かう前にまずは案内所で昼食に良さそうな御当地グルメを聞いてみることに。
なんと武生市は御当地グルメが充実しているようで、「越前おろしそば」「たけふ駅前中華そば」「ボルガライス」と一押しが3種類もあるそう。また出している店も結構多いそうで。

案内所でお勧めなお店を数軒教えてもらい、更に観光マップのようなものももらいます。
以前にケンミンショー的な番組で福井県の鯖江(武生と福井の間)あたりでは厚揚げをよく食べる。という話を見ていたので、その話も聞いてみたら、ここ越前市辺りでは店で食べるというよりも家でよく食べる。とか・・

さて案内所で情報を教えてもらい、駅から街中の方に歩いてみるとします。


適当に歩いていると、御当地グルメを出している店がいくつか見つかります。今回はその中で「いろは本店」というお店に入ってみることにします。
昼も14時過ぎたこの時間、特に田舎の食堂の類は夕方まで店を閉めてしまう困ったお店もよくありますが、お店の数が多いので開いている店を見つけるのも可能そう。

佐野もそうですが、「店に拘りがなければ」よく調べないで訪問しても、どこかやっている店が見つかる。というのは訪問する側からすればありがたいです。逆に事前に調べないと・・とか「ランチタイムなどお店の営業時間にあわせて」で行かないと食べれないようでは今ひとつ。
「御当地グルメを出しているお店が多い」というのはそれだけ地元の人に親しまれて根付いている証拠なのかなと。


このお店、一見するとそば屋のような雰囲気ですが、御当地グルメに熱心なのか、越前そば・中華そば・ボルガライスと3種類全部出しているよう。
どれにするか迷いますが、前週頃に佐野ラーメンを食べていたこともあって、食べ比べ。ということで「とり中華そば」を食べてみるとします。


さてこちらが「とり中華そば」620円
1口スープを飲んでみるとまず鶏の味が来ます。あっさりな味ですが佐野ラーメンとは違って、鶏の味が前面にくるような味。ラーメンというよりも本当に「中華そば」という味ですね。
なかなか美味しくて食べてよかったです

さて先ほどの案内所での話では、武生では駅から5~10分ほど歩いた中心部付近が「白壁の蔵の街」として名所のようになっているそう。せっかくなので「蔵の辻」と呼ぶらしい一角にも足を伸ばしてみるとします。



2016/9/19 0:46(JST)

コメント一覧

八草きよぴ(kiyop)
http://yaplog.jp/kiyop/
佐野を褒めてますよ(笑)
佐野に全く問題がないとは思わないですし、住んでいる方から見れば色々言いたいこともあるとは思いますが、地方創生や活性化・御当地グルメのあり方を考える上で佐野に見習うべき部分は大いにあると思います
ぴのすけ
http://ameblo.jp/pinoya0009
佐野は褒められてる訳ですね
😅
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