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愛地球博10周年・名古屋に行ってきたよ(その4・レトロ電車館を見学)

前回から続く

さてレトロ電車館の館内を見学するとします。入場料金は無料
ちなみにドニチエコきっぷなど1日乗車券の特典対象施設になっていて、ポケットティッシュをもらえました



こちらが館内の様子。地下鉄1種2両と市電3種4両が展示されていて周囲には当時の資料展示や模型コーナーなどもあります。規模としては小さいですが、実物の車両が展示されているのはインパクトがありますね。




名古屋市営地下鉄開業時(昭和32年:東山線の名古屋~栄)に投入された100形車両の2両編成。
車体が小さめで黄色1色に塗られていてることもあって可愛い車両ですね。
この2両は営業運転から引退後も藤が丘の車両基地で保管されていて、その頃に遠目に見たことがありましたが、間近で見るのは初めてですね。

車体長15m(普通のJR車両などは20m)だからか小さく感じるというか、横で展示されている路面電車より一回り大きいかな?ぐらいの印象ですが、現代の東山線車両も基本的なサイズはこのまま。というのはちょっと驚きかも。まぁ寸法的に言えば東京の銀座線も同じぐらいといえばそうなんですが・・。

名古屋市営地下鉄はステンレスやアルミ製の車両が登場する前の鋼製車はこういう黄色一色に塗装されていて「黄電」と呼ばれていたそうです。
私が18きっぷで1人で名古屋に遊びに行くようになった頃でも辛うじて黄電が残っていて、名城線で乗った覚えもありますが、すでに当時ボロさを感じる状態でしたが、乗れてよかったですね。

名古屋地下鉄は黄電や東山線5000形辺りの車両は異国風味を感じるような東京の地下鉄とはまた違った雰囲気を感じるような気がします。



台車脇には打ち子式ATSの説明がありました。
打ち子式ATSの原理は知っていましたが、こうやってまじまじ見れる機会はなかなかないような。

ちなみにHさんの話では、名古屋~栄間開業時の乗務員のシフトは、1時間名古屋と栄(栄町)の間を行ったりきたりして、1時間休憩のような羨ましい行路だったそうで・・。



こちらは車内の様子。ドアが1枚扉だからか窓が大きく感じますね。
地下鉄車両なのにこの窓の大きさは意外なような。東山線は当初案で名古屋駅付近など高架線を走る計画もあったと本で読んだことがありますが、その関係なのか??



名古屋市電の車両も3両展示されていて、こちらは連接車の3000形
車内にも入れて見学することが出来ます。



こちらは2000形。札幌市電風な丸みのある車体ですね。
Hさんの話では、運転台のマスコンを見るからに、地下鉄100形ともどもかなり強力な電制(電気ブレーキ)が付いているのが珍しいようで。電制だけで停車させられるのでは?と・・・



こちらが2000形の運転台。パネルやメーターの感じが近代的な雰囲気ですが、マスコンハンドルの箱の出っ張りがちょっと目立っているような・・・。

低騒音化の為に弾性車輪なる車輪にゴムを挟んだ車輪の見本も展示されていましたが、現役当時の名古屋市電では和製PCCカーと呼ばれる高性能車両など新技術も積極的に導入していたようですね。
全盛期は郊外部など専用軌道区間もあったようで、完全に廃止になってしまったのは惜しいですね。世田谷線のように短距離でも残っていれば名古屋旅行のワンポイントして楽しかったかも。



市電も3両ともに車内に入れるようになっていて、車内には現役当時の告知広告がつるしてあって、往時を偲ぶ事が出来ます。

名古屋市電は昭和36年から廃止が始まり昭和49年に全廃されたそうで。最後まで残ったのは名古屋駅や栄のような中心部ではなく笠寺西門・新瑞橋・金山橋・市立大学病院・今池・矢田町4丁目といったちょっと外れた場所だったよう。
これだけではイマイチ雰囲気が掴めませんが、Hさんの話では結構長い距離でまとまった車両数(100両ぐらい)で最後まで運転されていたそうで・・。



市電の車両としてはもう1両1400形という車両も保存されていました。
この車両は昭和49年の廃止時まで活躍した最後の100両のうち1両だったそう。
実のところ行く時に豊橋で見た花電車と同じ形式のようで



模型コーナーにリニモ・基幹バスなど名古屋の交通が詰め込まれたジオラマがありましたが、なんとゆとりーとライン。かなり古いバスをゆとりーとラインのカラーに塗った模型が・・・。もっと新しいバスの模型もあっただろうに??



ゲームコーナーもあって運転体験ゲームなどを楽しめるようになっています。
この写真は東山線100形の運転体験ゲーム。手馴れた感じで所定の停止位置に止めていました。

私は地下鉄・バスデザインゲームというのをやってみました。
デザインゲームといっても車体塗装や窓の形など数パターンを組み合わせて完成させる簡単なものですが、最後に自分が選んだデザインの車両が名古屋中心部(か宇宙空間)を走るムービーが見れるのが面白いです。

ゲームコーナー子供たちに人気のようでなかなか空かなかったです



なんと名古屋城の脇を高架線で走り抜ける東山線の姿が・・・。他に栄オアシスやテレビ塔も登場します
自分がデザインした車両をペーパークラフト状に印刷して持ち帰れるサービスもあるそうですが、なんと印刷は小学生以下だとな・・・。1回50円とか有料でもいいので大人も印刷できるようにして欲しいですね。

そういえばモリゾーキッコロデザインが選べなかったぞ車体一面にモリゾーキッコロのイラストみたいなのも選べるようにバージョンアップしておいて欲しいものです。



グッズコーナーではガチャガチャで1個200円のストラップをゲット
ちなみに受付でちょっとしたグッズも販売していますが、飲料販売機以外食べ物の販売はないよう。

といったところで閉場時間の16時になって赤池駅に戻るとします。

次回に続く

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2015/10/28 22:31(JST)
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