少しでも安く抑える為に、秋葉原のチケットショップでつくばまでのバラ回数券を買います。1150円のところが1070円でした。
秋葉原からつくばまでの58.3キロで1150円。TXの運賃は高いと言われていますが・・・、御殿場線山北から横浜まで(国府津経由)で64.8キロで1110円。実はJR幹線運賃よりいくらか高いぐらい??ちなみにJR運賃だとJR北海道内の地方交通線運賃だとこの距離で1230円とTXよりも高いです。
といっても、関東大手私鉄の殆どの運賃に比べれば結構高いのは確か。
今回は秋葉原から快速に乗車するとします。つくばまで45分、平均速度は78キロです。
北千住を出て地下駅を高速で通過する様子が新鮮のような。他の路線の地下駅の通過よりも更に早い感がしますね。つくばエクスプレスに初めて乗った時と同じく「香港のMTR(旧KCR)西鉄線」似た路線な印象。
郊外の高架線を130キロ近い速度で走る姿は似ているものの、高層住宅の姿が見える香港に較べ、こちらはせいぜい中層のマンションが時々見えるぐらい。
最初乗っていた先頭車はおそらくモータを積まないTc車。130キロ近くで走っているとは思えないほど静かでスムーズな走り。このスムーズな高速運転に現代の新線の雰囲気を感じますが、途中で中間車両に移動したら、「頑張って走ってるような」モーター音の唸りが聞こえました。
流山おおたかの森駅で先行するつくば行きの各駅停車を抜かします。各駅停車はガラガラかと思っていたら、あちらも座席のかなりが埋まるような乗車率。
守谷駅で下を見れば非電化ながら複線の路線に似合うのか似合わないのか単行のディーゼルカーの姿が。コイン駐車場の一角には格安チケットの自動販売機も見えます。
守谷を出て交直切替もよく分からないままに茨城県内に。快速列車は守谷からつくばの20.6キロを12分で走破します。
車窓にはまだまだTX開業前を彷彿させる農村風景が広がるものの新しい建物の見えます。いずれはこの風景も郊外の住宅が広がる田園都市になるのでしょうか。
つくば駅の一駅手前、研究学園駅は駅前にビジネスホテルをはじめビルが並び三河安城のような光景に。研究学園にはショッピングモールやつくば市の統合的な市役所が出来るなど副都心の様相に。
開業当初、守谷~つくば間の各駅停車は日中30分間隔でしたが、今は増発されて15分間隔に。また守谷~つくば間で研究学園駅のみに停車する通勤快速が設定されるなど、交流区間(茨城県内)の途中駅の伸びを感じますね。
守谷~つくば間無停車の快速列車はTXの目玉列車ですが、この快速列車の本数が減ることはあっても増えることはないのカナという感もします。また開業時に投入して以来増備されていない直流専用車は今後の増発で増備されるのかどうかも気になるところですね。
東京都心から研究学園都市のつくばを結ぶ路線らしく、車内ではノートパソコンを広げ仕事に打ち込む乗客の姿も
ちなみにつくばエクスプレスでは導入当初は画期的だった車内WI-FIが整備されています。
といっても今は他社でも駅や列車内でWI-FIが普及して当時ほどのインパクトはなくなりました。私としてはwi2で使える「au WI-FI」の方が嬉しい様な・・。ですがSSID「Wifine」に接続すれば、誰でも「TX」の公式サイトや時刻表、沿線情報が見れます。これはこれで便利。やはり21世紀の鉄道ですね
車内放送の英語もJR線などでよく聞く英語放送よりも「それらしい発音」に聞こえるのも研究学園都市へのアクセス路線らしさかも??
乗ってしまえばあっという間につくばに到着です。
つくばエクスプレスの快適性に先ほどの女性客も笑顔
秋葉原からつくばから約58キロ。小田急線では東海大学前の辺りの距離ですが、小田急線よりもずっと早いです。これからは南茨城の時代なのか??
おまけに産総研の展示室にいた恐竜形ロボット。獰猛とされる肉食獣もなかなか愛嬌があります
これもつくばらしい風景バスの車窓から見たつくば宇宙センターのロケット
帰りはつくばからおおたかの森まで乗って野田線に乗り換えることに。なんとおおたかの森までの運賃を見ると700円21世紀の鉄道とはいえ、距離はそれなりにあるとはいえ、財布にはずっしりときますね。
野田線は残念ながら新型車には乗れませんでしたが、相模線の6両・複線化が実現したらこんな路線になるのカナ?とか思いながら久々の東武線の旅に
この日つくばに行くのに、青春18きっぷを1回分使ったわけですが、TXや野田線の運賃で18きっぷ1回分以上のお金がかかってしまったような交通費は安くはないですね。
2013/8/7 23:49(JST)