
生駒駅からケーブルカーの乗り場である鳥居前駅は少し離れていて(といっても1~2分ですが)途中こんな感じの通路を通ります。両側に喫茶店や食堂などが軒を連ねていて宝山寺の門前街のような雰囲気が出ています。
ここで軽く休憩しつつ甘いものでも食べたいところですが、時は既に16時過ぎ。生駒山上まで往復したのち大阪で夜の宴会が控えているので、時間もあまりないので先を急ぐことにします。

宝山寺行のケーブルカー ブル号です。
これぞ正真正銘のワンワン電車?
ここ生駒ケーブルは鳥居前~宝山寺と宝山寺~生駒山上の2つのケーブルカーを乗り換える仕組みになっていてしかも、麓側の宝山寺までは2つのケーブルカーが並行して複線になっているという、1箇所に計3つのケーブルカーが敷れているという聖地です。

隣には旧タイプの車両が停車中です。こちらには「留置車両」という札がかかっていて使用されていない模様。
駅は広めの島式ホームになっていてこの2台が並んでいるいます。ケーブルカーが2本並行しているというのは情報として知っていても生でみるとやはり壮観です。

モリゾーとキッコロも早速乗車して出発を待っています。

途中の行き違い場所で「ミケ」とすれ違いです。
ケーブルカーでは珍しい踏切がありました。渡る時ケーブルに引っかかったりして事故にならないのか少々心配です。
周囲は住宅地になっていて急坂ということを除けば普通の郊外電車と似た景色の中を進みます。
5分ほどで終点の宝山寺に到着です。生駒山上まではここで乗り換えです。
ここ宝山寺には泊まりで参加する断食道場のようなものがあるそうで、ある知人の方が参加したら結構ダイエットになったとか。断食初めの頃は結構きつかったそうで、また断食が終了するときも、いきなり普通に食事を再開するのではなく最初はゆるいお粥からはじめて徐々に普通の食事に戻していくそうです。

ドレミとスイート ブルとミケです

次は巨大なケーキ・スイート号に乗ります。
こちらは宝山寺駅を出るとそのままカーブしたトンネルに突入します。
ホームの端からトンネルを覗くとまるで鉱山鉄道かなにかのようです。

行き違いポイントでドレミ号とすれちがいです
眼下に広がる街並みをみるとめちゃめちゃ高いところにきたなぁ~というのを実感します。
最初のケーブルに較べてものすごい急勾配です。ロープが切れたらやばい・・・(ケーブルカーには機械的な安全装置があるのでロープが切れたら自動でブレーキがかかるようになっているそうです)
こちらのケーブルカーには霞ヶ丘と梅屋敷の2つの途中駅があるのも特徴的です。
2月に香港のケーブルカーで途中駅下車に挑戦したのですが、あちらは乗車・降車客がいるときだけ停車するリクエストストップ式で降りる際は、事前に車内の停車ボタンを押すシステムでしたが私が乗った時はボタンが使用中止されていて乗務員に「何とか駅で降ります」と宣言しなくてはいけなかったのですが、言葉の壁もあり少々てこずったのを思い出します。
こちらは途中駅では普通の電車のようにちゃんと止まってドアが開くので慣れない人も安心ですが、「直行」という途中止まらない急行便もあるのは要注意ですね。
さて宝山寺から7~8分ほどで頂上の生駒山上駅に到着です