2020年3月26日に営業運転デビューした小田急の新型通勤型車両、(新)5000形。
2日目の3月27日に偶然にも乗車することが出来たので取り急ぎ紹介します。
先代の5000形が2012年3月に完全に引退してから早8年。
5000形置換えの頃までは下北沢複々線対応などで続々と新型通勤車両が登場していましたが、近年は3000形の6・8両編成の10両化用の中間車など少量の増備と1000形のリニューアルが主体でした。
4000形のデビューから約12年。久々の新型通勤型電車登場となりました。
近年のアジア圏の新型車両を連想するような丸みのあるデザインですね。前面ヘッドライトが口のようになっているのが愛嬌がありますね。
列車は小田原12時55分発、快速急行新宿行。列車番号3054
側面の様子。
近年の小田急の新型車では採用されていなかった、車体腰部が膨らんだ幅広車体が再び採用されています。
いまは新宿口の各駅停車も10両化された時代のなので10両固定編成です。
車両番号はホームドア対応を意識してか連結面窓上に。
行先表示機は大き目のもの。
こちらは車内の様子。2020年代の新型車両らしいデザインです。
この5000形第1編成目の5051編成のデビューと引換えに8000形が1編成廃車になったようですね。経年順などで考えると通勤者は8000形・1000形ワイドドア車辺りが次の廃車候補ではないかと言われているようですね。新型車両に乗れるのもラッキーですが、8000形や1000形ワイドドア車は今のうちですね。
近年の小田急の車両施策としては、特急型車両は2012年に大幅に車両数を減らしたものの代替えの新造は少数。2018年の下北沢複々線完成で通勤時間帯のロマンスカーが大増発されたものの、日中の本数は削減され減量体制。
車両数はLSE2編成の引退と引換えにGSE2編成が増備されただけで編成数としては変わらず。一方で昨年は踏切事故での長期離脱の影響でEXEの長期離脱により車両需給は切迫して車型変更や4両編成での運転が行われるなどかなり余裕がない状態です。
また2017年から始めたEXEのEXEαへのリニューアルは1年に1編成のペースと遅く全7編成のうち、ようやく4編成目が完成。といった状況。
小田急の看板でもあるロマンスカーも内実は少ない編成数でやりくりを続けている状態です。2020年度予算辺りでGSEを1編成増備してふじさん号への導入。
また本数が少ない「えのしま号」も相鉄直通対抗も含めて平日1往復~土休日2往復程度の増発をして欲しいものです。
特に江ノ島線に関しては割を喰ってる状態なので、一部快速急行の特別車連結でロマンスカー増発に代えたり、最低でも相模大野~大和間の急行もしくは各停増発などもやって欲しいものですね。
相模大野ステーションスクエアの3月28・29日の休業を知らせる案内。
一時期の記録として貴重な光景です
一時期の記録として貴重な光景です
2020/4/19 :3:04(JST)