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小田急線が定時運行(遅延5分未満)の記念すべき日?

以前の記事で書いた「いつも遅れる小田急線」

しかし昨日・1月13日、記念すべき日となりました。

それは・・・「10月15日以降初めて、Web遅延証明書が1つも発行されなかった」
言い換えれば、5分以上の遅れが終日に渡り発生しなかった日になりました。



14日0時20分頃の小田急公式サイトの遅延証明書発行画面
14日分はまだ運転時間前なので「遅延情報はありません」になっています。

小田急のWeb遅延証明書は以前の記事で書いたように
下り・上りそれぞれ、「初電~10:00」「10:00~17:00」「17:00~0:00」の3区分ずつ合計6区分別に、5分以上の遅れがあった際に発行されます。

10月15日のサービス開始以来、多い日ではすべての区分で、少ない日でもどこか1区分だけは発行されていました。

しかし2008年1月13日、ついに1区分も発行されず「5分以上の遅れはなかった」と事実上の公式発表がなされました。


13日に限り遅れなかった要因は分かりませんが

3連休の中日なものの年末年始休み明けから日が浅く、行楽に行く人が少なかったのではないか?
給料日(15日や20日)前で、年末年始にお金を使ったので温存しようと外出を控えた人が多かったのでは?
年明けからのバーゲン需要も一段落し、買物目的で出かける人も少なかったのでは?
前週の土日5・6日はそこそこあったと思われる初詣需要も一段落

また気象条件にも目を向け「yahoo天気情報」などを見ると、
日中の天候は前日の雨から一転し晴れ。新宿区・町田市・厚木市ともに気温は3~7度と寒い1日でした。

これら種々の要素からすると「普段の週末よりも乗客が少なめだった」のではないかと推測されます。
特に「乗降遅延」「集中混雑」などによる自然遅延が慢性的遅延の原因であると思われる小田急線にとって、「普段の日よりも乗客が少ない」「行楽客など不慣れな人が少ない」というのは、それだけで定時運行率が高まる理由となり得ます。
また「雨が降らなかった」というのも大事な要素です。


さて再来月3月中旬にダイヤ改正が予定され、現行ダイヤで運行されるのはあと2ヶ月。
その間、今後も今日のように「遅延情報なし」の日がでるのでしょうか?


これから2月に入り大学は春休み期間となります。
沿線に大学が多く、時間帯によっては開校日と休校日で混雑が全然違う区間を擁する小田急にとって、大学の休校は定時運行の大きな要素となるでしょう。

しかし忘れてはならないのは2月は受験シーズンという点。
翌週1月19・20日のセンター試験に始まり、各大学の試験日は通常の開校日の数倍かそれ以上に不慣れな利用者が増えます。
平日朝ラッシュ上りは6区分の中でもっとも遅れない時間帯ですが、この時間帯の遅延、またそもそも輸送力が逼迫し遅れの多い朝ラッシュ下りは遅れが増す可能性も考えられます。
終了時間帯となる昼~午後に混雑が発生する可能性もあります。

また各高校も授業が午前中で終わるなど、日中に集中混雑が発生する可能性。

大学等の春休みに伴う平日の行楽・買物需要が発生する点

1年で一番寒い1月下旬~2月を迎え、「着膨れラッシュ」や寒さにより動作が緩慢になることで発生する乗降遅延

更に2月3日の海老名駅改良工事による通路切り替え

3月のいわゆる歓送迎会需要による夜間の混雑増加


などを考えると、今後も予断を許せない日々が続きそうです。
またデータに現れない4分未満の遅延に関しても出来るだけ少なくあって欲しいものです。

*******

ちなみに私は10月15日以降すべての日の各区分の遅延時分を集計していますが、データを平均すると一番遅れが少ないのが意外にも「初電~10:00(上り)」
つまり平日朝ラッシュがもっとも5分以上の遅れが少ない時間帯と言えるわけです。
朝は上りよりも下りの方が遅れています。


「小田急線には逆ラッシュは無い」と説く
そのこころは・・
「上下両方混んでるので、どっちが逆か分かりません」

なんて小噺が思いついてしまいます。


と色々と書きましたが、「遅延情報はありません」の理由が実はシステムエラーによる集計ミスだとしたら、笑えないのか笑えるのか・・・・。


*以前の記事
小田急線日中の慢性遅延問題を考える

07/1/14 2:48UP

コメント一覧

きよぴ
こんにちは
この記事を書いた後、翌13日と20日も(5分以上)遅延情報なしとなり少々驚いています。発行基準を厳しくしたのではないとすれば、今の時期は空いている時期といえるのかもですね。
ただ実際乗車していると2~3分の遅れが頻発しているのは相変わらずと感じます。

実は私は上りで新宿に着くときって、数分遅れていてもあまり意識しない事が多いんですよね。とりあえず新宿までで一行程終了。その際はまた別。
という地方→中心部的な利用スタイルといいましょうか。


でも藤沢方面からの快速急行で数分遅れで代々木上原に到着。千代田線は目の前で出発。結局表参道方面は後続の多摩急行に乗る羽目に・・。(珍しいことではないんです)
となると快急の速達性も無意味じゃん。新百合ヶ丘で多摩急行に乗り換えてればよかった・・と思ったりします。
さざなみ
おはようございます
正月に登戸駅から新宿駅まで小田急線を利用しました。

子供たちと一緒なので座れるほうが良いので区間準急を選択しました。
途中急行や快速急行に抜かされながらも座ってるから気にならず新宿地下ホームへ。次は新宿線に接続5分と思い時計を見ると・・・
既に間に合わないじゃん。びっくり。
たまたまかと思ったものの、そういえばきよぴさんが慢性的な遅れについて書いていたなと思い出しました。 
以前より遅れる印象はありましたが、いやはや遅延無しは初めてですか。
小田急沿線の方の苦労が染みます。

日常では定時運転に関し信頼と実績の総武快速&京成ユーザーなので、以前に笑い話にされていた「便利そうな時刻表→いえいえ使い物になりません」というのも大げさでもないんですね。

こうなるといよいよ下北沢複々線完成が熱望されますね。

急行線は下北沢からそのまま地下の直下を進み新宿地下3階にホームなんてどうです?
もはや架空鉄道の領域かな。
 
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