岐阜の「路面電車再生トラスト運動」

岐阜未来研究団
岐阜の「路面電車再生トラスト運動」
http://www.mirai.ne.jp/~design/trust/

名鉄の600V線区が廃止になってしまうと、沿線の公共交通に大きな影響がでてしまうだけでなく、趣味的に見てもこのような特徴的な路線が失われてしまう事はとても残念なことです。
利用者が少ない。と言われますが、実際乗車してみると揖斐線は15分間隔・美濃町線は15～30分間隔と高頻度で運転されていて、沿線の人の重要な交通の足になっています。沿線は車社会だともいわれますが、名古屋都市圏であり県庁所在地とその近郊の街。都市化も進んでいて、完全に車に依存した生活は難しいのではないでしょうか？

地球環境をテーマとした万博が開かれるその影で、同じ名古屋圏の公共交通機関が廃止されるのは滑稽ささえ感じます。せめて万博開催期間だけでも存続するべきではなかったのかと私は考えます。
代行バス運行計画も直前になってようやく発表されたものの、特に揖斐線側は運行頻度も不十分で「代行」の役割すら果たさない不十分なものです。こういう状況をみると、泥縄的に、充分な準備期間さえ用意せずに廃止を急ぐあまり利用者不在で事を運んでいるように思えます。名鉄の公共交通を担うものとしての意識は大丈夫なのでしょうか？（私は名鉄電車は好きですが、企業としての名古屋鉄道はそれほど好きになれません）

「再生トラスト運動」は私が廃止反対運動に参加できるチャンスなので予約しました。
（510型の貸切列車を運行する計画で名鉄に折衝したものの運行できなかったので、そのために用意していた金額分予約しました）

１口5千円からですが、実際に資金移動（振込み）を行うのは
○３６，６００口が全て集まること
○路線免許の「廃止」から「休止」への切換えが実施されるなど、レールが保全されること
○非営利の法人「路面電車再生・市民の会」（仮称）が立上ること
の存続の目処が立ってからだそうです。

これをお読みになった皆様もご検討よろしくお願いします。