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Amazonで2299円の中華ラジオ(GEMEAN L-238SW)

先日、Amazonで中国無名メーカー製のDSPラジオを2299円で買ったので紹介します。このラジオ、AM・FM・SW(短波)放送が聞ける他にUSBメモリーやmicroSDのMP3が聞けるということで意外に高機能。学習用に便利そうなので買ってみました。



昨今のamazonでは2000円前後の中国メーカー製のいわゆる中華ラジオが色々出ていて、短波放送やMP3が聞けるもの、中にはFMが65MHzから対応や、値段は高くなるもののAIRバンド(航空無線)が聞ける変わり種もみかけます。

ラジオはスマホアプリやWebで聞いた方が電波の入りを気にする必要がないので楽といえば楽ですが、海外の放送や遠隔地のコミュニティFMを聞く場合は仕方がないですが、電池持ちやパケット消費など、また災害時などを考えると普通のラジオも用意しておきたいものです。

この手のラジオの購入時の注意としてサイトの商品説明を確認して「FMが76MHz~の日本向けの周波数帯と90MHz~95MHzのワイドFMに対応のもの」を選ばないと日本国内でまともに聞けません。
amazon.jpで売っている中国メーカーのものは日本向けを意識しているので大丈夫なものが多い印象ですが、Aliexpressなど海外通販の場合、特に76MHz~が対応していない製品をよく見ます。また国内メーカーの旧製品はワイドFMに非対応のものがあるようです。



まずは外箱を紹介



JingMing Technology co.,Ltd
メーカーの連絡先(メールアドレス)が表記されていますね
この手の中華製品はそもそもメーカー名自体がよく分からない。ということもあるので意外感が??



箱の大きさはスマートフォン(6インチ)と同じぐらい



こちらが付属品。本体(ストラップ付)の他には電池、充電用miniUSBケーブル(なんとminiUSB充電!!)、説明書(A4用紙に印刷したものをたたんだもの)

電池は充電式ですが、なんと「BL-5C」(1500mAh)というスマートフォン時代以前の往年の携帯電話世界トップメーカーNokiaの端末でよく採用されたというものが付属しています。

近年の充電式の端末は充電池の寿命=製品寿命で長く使えないですが、これならサードパーティ製の交換電池も入手しやすそう。何しろ現代の無名メーカーのラジオに採用されてるぐらいなので。下手に内蔵バッテリーや入手が難しい独自規格の充電池を採用されるよりも、ユーザー本位ですね。



電池をセットしたところ。大容量バッテリーが取り付けられる??と思うぐらい、厚み方向の余裕があります。

端末の説明はamazonサイトの画像が詳しいのでスクリーンショット画像の引用で紹介します



スペック表。
AMが522~1710khz、FMが70.0~108.0と日本国内で売られている普通のラジオよりも対応周波数の範囲が広いのが特徴ですね。海外旅行などの際も安心??




驚きなのがAUX(外部入力)対応な点。ケーブルでMP3プレイヤーなどと繋いでスピーカー代わりに使えます。ラジオとして考えれば不要そうな機能で「トンデモケータイ」ならぬ「トンデモラジオ」ぶりなところですが、あって便利なことはあっても困ることはない。顧客本位?なトンデモですね。

USBスロットはUSBメモリーに入れたMP3を聞く時などに使います
DC5V入力はminiUSB、今の時代にminiUSBなのは「トンデモ」らしい詰めが甘いというか残念なところ。ケーブルの使いまわしのしやすさでmicroUSBにして欲しかった。




厚みがあるものの縦横の大きさはスマートフォン1台分。意外にコンパクトです。
毎日持ち歩くにはちょっと大きいかな??



ラジオの選局方法はオートスキャンと直接入力の2種類
オートスキャンはその名の通り自動登録。「SCAN」ボタンの長押しで電波が入る周波数が自動で登録されます。登録された周波数の変更・削除や、手動での登録が出来ないのは少々残念。
スキャンするスピードは遅くて特に短波放送のオートスキャンは結構時間がかかります。

直接入力は、本体の数字キーで周波数を入力。77.7なら777と入力して2~3秒待つと周波数が合います。
聞きたい放送局の周波数を覚えていれば、一般的なダイヤルを回したり「←→」キーで合わせる方法に較べると目的の周波数にセットするのも楽々。ただ周波数をちゃんと知らないと選局できないデメリットも。だいたいこの辺りかな~と音を聞きながら合わせることは出来ないです。

MP3を聞く際には曲名が表示できないので、通し番号を入力して選曲しますが、面倒なのでMP3プレイヤーなどをAUX端子にケーブルで繋いで、選曲はプレイヤーでやった方が楽かも。


さて肝心のラジオの入りぐらいですが、感度の良しあしの客観的な比較が難しいので、1月下旬のある日、午後15時30分頃に神奈川県南足柄市の大雄山道了尊最乗寺の総受付(標高約400m)付近で試してみた結果を紹介します。

外付けのリード線など裏技を使わず本体のみ。アンテナは伸ばした状態で膝の上で手持ちでオートスキャンしてメモリーされた各周波数の入り具合を確認しました。

感度の良しあしは◎~×の4段階で表示します。アンテナの向け方、天候などで変わる可能性があるので参考まで。

短波
640 ×
918 △(中国語ぽい)
967 ×
1196 ×
1368 ×

AM
594 〇:NHKAM第1
639 △:NHKAM第2(静岡)
693 △:NHKAM第2
1242 △:ニッポン放送
1368 ×:??

FM
765 ◎:InterFM(横浜)
780 ×:bayFM
800 ◎:東京FM
804 ◎:FM横浜(小田原)
807 〇:NHK千葉
813 ◎:J-WAVE
819 〇:NHKFM(横浜)
825 ◎:NHKFM(東京)
835 ◎:NHKFM(小田原)
847 ◎:FM横浜
879 ◎:FMおだわら
897 〇:InterFM
905 ◎:TBSラジオ
916 ◎:文化放送
924 ◎:ラジオ日本試験放送
930 ◎:ニッポン放送
957 ×:??
1005 ×:??
1017 ×:??
1077 ×:??

◎=雑音が少なくほぼクリアに聞こえる
○=雑音が入るが聴収は可能
△=話している内容の聞き取りが難しい。受信は出来ているが聴収には耐えられない
×=雑音のみ

放送局名はweb検索で周辺の送信所周波数から同定したもので参考情報として。放送内容、コールサインでの判断ではないので、誤っている可能性もあります

参考サイト

標高が高く周囲に現代的な建物が少ない場所だからか、特にFMが良く入りましたがAMは今一つ。短波に関してはほぼ全滅。短波は自宅で深夜に韓国朝鮮語の放送が1局入るので時間帯なども関係あるのかも。
MP3プレイヤーのFMラジオ機能のようにイヤホンがアンテナになるものよりも入りがいいです。

2020/2/5 15:17(JST)
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